paseri

小難しいことを考えながら生きてるケモナー

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最近の記事

詐欺に途中まで引っかかってみた話

ジモティーでバイクを出品していたらクソ怪しいメッセージが飛んできた。gmailのアドレスを提示してきて、そこでやり取りしようと言う。 99.99%詐欺だと思いつつ、詐欺がどんな感じで進行していくのか興味があったため被験体になってみた。 gmailのアドレスに返信すると、怪しい日本語で以下のようなメッセージが届いた。 私はアメリカ在住で、軍事施設の教官だ あなたが出品しているバイクは安いので欲しいと思った 軍事施設では私的なやりとりが制限されているのでメールでやりとりし

    • Apple Silicon MacでWindows用VSTプラグインを使う(無料)

      Mac向けのバイナリがintel用しかないプラグインをApple Silicon Macで使うことができなかったため、Windows用のバイナリを使う方法を模索しました。 結論:AudioGridderを使うことでホストのマシンからサーバーを起動しているマシンで起動しているプラグインを使うことができます。CrossOverを使っている方ならAudioGridderをCrossOver用にアーカイブ化したCrossGridderというのを配布している人がいるらしいです。 サ

      • Ardour8.4をMacOSでゼロからビルドする

        仮想環境で一からインストール(brewに何もインストールしていない状態から)できる手順を調べてまとめました。 XcodeコマンドラインツールとHomebrewはインストールされていることが前提です。以降ARMでのパスを前提としていますのでintelの人は適宜読み替えてください。 wafを実行するために、まずPythonをインストールしてwhich pythonが通る状態にします。 brew updatebrew install python3ln -s /opt/home

        • Ardour8をMacOSでビルドする(解決)

          まず、試行錯誤したnoteを参照されたし まず、Xcodeのコマンドラインツールを入れていない人は入れてください。which pythonが通らない人は次の手順も行ってください。 最近のmacではpythonというコマンドのパスを持たないためwafを実行するとno such file or directoryになります。これを解決するにはbrewでpython3をインストールしてbrew infoのパス/binにパスを設定してwhich pythonが通る状態にするか、同じ

        詐欺に途中まで引っかかってみた話

          Zrythmをソースからビルドする

          いくら探してもmeson.buildに書いてあるcarlaライブラリの2.6.0は存在しなかったため2.5.8に修正する。 GTK4をソースからビルドする。 gtksourceviewer5をソースからビルドする。GTK4の開発版にしかない型定義がなぜか5.0.0に存在していたためエラーログが示しているファイル(XMLだったはず)のAccessibleTextが含まれている行を削除した。その後はbrewで逐次依存関係を解決していった。 ソースに問題があるようで、いくつか修正が

          Zrythmをソースからビルドする

          MacでArdourをビルドして無料で使いたい

          ArdourというオープンソースのDAWソフトウェアがあり、多機能で良さそうなのだがビルド済みのバイナリは有料だったため、ソースからビルドすることでタダで使おうという魂胆である。 Ardourのホームページには以下のような記述がある。 要約すると、brewで依存解決できると思った?ざんねんでした〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwということが書いてある。アホくさ。 でも諦められない。 とりあえずビルドプロセスをたどってみると、ビルドはプロジェクトのルートにあるwafと

          MacでArdourをビルドして無料で使いたい

          M2 macbook air (シザーキーボード)のenterキー分解

          金具がUクリップで保持される構造になっており、パンタ部の片方がU字クリップ、もう片方はおそらくAキーの方向に曲がっていると考えられる。つける際には先に金具をキートップに固定して、上部の金具を下に差し込み、左右の金具を左右に振って上下ともにきちんと爪に合わせる必要がある。それができればあとは押し込むだけ。 外すときはまず金具を外すことを考えて慎重に行わなければならないだろう。キートップはamazonで手に入るが、本体側の金具を固定している爪が破損すると詰む。

          M2 macbook air (シザーキーボード)のenterキー分解

          OSSのソースコードリーディングには何が必要なのか?

          最近キモがわかってきたので残しておく。 OOP publicなコードをとりあえず探す。publicならAPIとして外に出てるはずという発想。たぶん抽象化されたなにかを呼び出しているのでそこに行けば実装が見えてくると思われる。 デザインパターン、ソフトウェアアーキテクチャ: たぶんこれが一番重要。大規模なソフトウェアでは当たり前のようにこの2つの概念を使っているためソースコード内のメソッド、クラス名やディレクトリ名、ファイル名にデザインパターンが反映されていることが多い。

          OSSのソースコードリーディングには何が必要なのか?

          FlutterでSmoozを再実装したい

          Smoozというブラウザがあった。片手でほぼすべての操作を行うことができ、軽快にブラウジングが可能な神アプリであったのだが、ベンチャー企業特有のガバをやらかしたせいで死んでしまった。 誰も後継の開発をやっていないので、Smoozを独自にFlutterで再実装するプロジェクト、「WingBrowser」を個人で立ち上げた。 最初に実装する機能は以下の通り。 タブバー 横スワイプによるタブ切り替え 検索ボタン押下により新しいタブを開きつつ検索窓にフォーカスして即検索を可能

          FlutterでSmoozを再実装したい

          やりたいことがないけどプログラミングに手を出すのなら

          結論。TypeScriptをやりましょう。以下はほぼJavaScriptでも言えることを書いていますが、JavaScriptよりTypeScriptを使ったほうが絶対に良いです。動的型付け言語を最初にやると戻り値と引数の型を意識しないまま進むのでAPIリファレンスが理解できなくて詰みます。またTypeScriptは型を書かなくても実行できるのでとりあえず書いて実行するというのもできます。大は小を兼ねる! 以下にTypeScriptにするべき理由を挙げます。TypeScrip

          やりたいことがないけどプログラミングに手を出すのなら

          エンジニアが初心者から実務に移行するためには実際何が必要なのか?

          自分自身が初心者をようやく脱出しつつあるので、とくに有用だった知識を備忘録としてまとめておいて、来る新人教育のときに活用しようと思う。なんとなく抽象概念〜実務に向かうように列挙してみた。 コンピューターアーキテクチャ(ハードウェア、OS、プログラミング言語など。実装は知らなくても抽象的なしくみは知っておくべき) 構造化プログラミング オブジェクト指向プログラミング、カプセル化 関数、戻り値、引数の概念 型の概念とクラス(Stringはクラスで実装されているというのを

          エンジニアが初心者から実務に移行するためには実際何が必要なのか?

          Stable Diffusion用LoRAのハイパーパラメータ備忘録

          バッチサイズ: 基本的に大きければ大きいほどよい(学習ステップ数がバッチサイズで除されるので計算時間が短くなる)、out of memoryにならないギリギリを攻める。 エポック数: 学習強度を高める場合にはエポック数を多くしておく。1エポックごとに出力させておくと過学習にならないラインを把握できる。 繰り返し数: 正則化画像を利用しない場合には1でよい。その場合はエポック数を大幅に引き上げればOK(合計ステップ数が同じであればほとんど同じ学習結果になった) 正則化画像を

          Stable Diffusion用LoRAのハイパーパラメータ備忘録

          AmazonとPrime Videoの住所-本名欄を消すユーザースクリプト

          // ==UserScript==// @name 住所非表示// @namespace http://tampermonkey.net/// @version 1.0// @description 特定の要素を非表示にします// @author Your Name// @match https://www.amazon.co.jp/*// @grant none// ==/UserScript==(f

          AmazonとPrime Videoの住所-本名欄を消すユーザースクリプト

          Apple Siliconに切り替えてはじめにやったこと備忘録

          brewのインストールとパス通し pyenvのインストールとグローバル設定 rosetta2のインストール xcode-select --install iTermのインストールとRosetta2環境化 iTermのデフォルトシェルをbash(標準はzsh)にし、intel用のbrewをbash-x86環境にインストール。このようにシェルごと分けることでパスがぐちゃぐちゃにならなくなる。

          Apple Siliconに切り替えてはじめにやったこと備忘録

          DeePMD-kitとDP-GENで機械学習力場を構築する

          用語: DeepMD-kit, DP-GEN, 第一原理計算, ニューラルネットワーク, 分子動力学, 機械学習力場 原理と第一原理計算などについては割愛し、実装のみを取り上げる。 機械学習力場の構築には多数の構造とエネルギーを対応させた教師データが必須である。座標を自前の実装で作成するのは困難であるため、DP-GENというツールを利用することで効率的に構造探索とラベル付けを行うことができる。 DP-GENは大まかに3つのステップを実行する。 学習: 初期構造を利用し

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          ケモノの画風に対する考察

          FurryとKemonoはまったく異なる印象がある。実際観察してみると以下の点に気づいた。 Furryはマズルが基本的に大きく立体的に描写される。とくに頬とマズルの境目がよく分かるようになっており、その角度も大きい Furryは全体的に顔のパーツが大きめに、かつ丸みを帯びた形状で描写される。とくに鼻と耳はわかりやすい。 Furryは欧米発であるため欧米のキャラクターデザイン技法がふんだんに取り入れられている。(とくにディズニー) 例えばシルエットがわかりやすくなるよう

          ケモノの画風に対する考察