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人生を愉しむために#5 トイレ


立ちションor座りション

先日、テレビの番組で男性の座りションをテーマに取り上げていて、年代別に調べると50代男性でも半数以上が座りションとの調査結果が報じられていました。
意外というか「思っていた以上にいるんだなぁ」というのが率直な感想でしたが、立ちション派の自分がいつの間にか少数派となっている現実に複雑な心境でした。
確かに、職場のトイレでも最近は便座式トイレの方が埋まっていて、小便器は空いている時が多くなっているので、座りション派が増えているのは実感としてあったのですが、若者は兎も角、同年代でも半数越えというのは家の内と外という違いはあるにせよ、予想以上でした。
職場の場合、「個」の時間を確保するという意味でも籠ることのできる便座式トイレが需要が高いという別の理由もあるんだろうと思いますが、いつの間にか、世の中は「座りション」が主流という流れになっているんだなぁとしみじみ思い知らされました。

何が問題?

番組では、主に「立ちション派」の夫(父親)に「座りション」への変更を求める妻(家族)といった構図で語られていましたが、要は、どちらが「尿ハネ」で周辺を汚すのかということに尽きるようでした。
「立ちション派」の方が広範囲に飛び散るということで分が悪かったのですが、「座りションでも意外に汚す、特に女性の方が…」と誰かが説明していて、女性に「立ちション」という選択肢はあるのかと突っ込みたくなりました。結局、「立ちション」も「座りション」も、汚さないように使用する配慮が大事だということで、そこは使用する側のモラルの問題なんだと理解しました。

もう一つ気になった「尿キレ」のことについても一応触れていましたが、そこは慣れというか個人差があるんだろうということだったように思います。男性の身体的構造からしてキレの良し悪しでいえば「立ちション」の方が良いように私なんかは思いますけど、そこは様々なのかもしれません。
また、30代以下の男性の8割は「座りション派」と報じていましたが、最近の若者は体のつくりや生活習慣そのものが洋風になっていて「座りションネイティブ」なんて表現している記事もあったりして隔世の感ですが、アラ還オヤジの私は、次第に少数派になっていく小便器に寄り添い、静かに「立ちション」を支持したいと思っています。

気ままに

特に男性性への拘りが「立ちション派」を意固地にさせているわけではないと思いますが、駅や公園など公共のトイレの場合「立ち」の方が利用しやすかったり、タップリ水が張ってある様式タイプだと、跳ねないように「座り」にするとか、自分の判断で安心して排尿できる方が良いんじゃないでしょうか。
この先、加齢とともに足腰が弱っていくと、立ちション時にひっくり返って周辺を汚すという惨事は絶対に避けなければなりませんし、誰でも歳を取れば座りション派に移行せざるを得ない日が来るはずです。
私の場合でも、和式のスクワットトイレなんて、既に足が痛くて使用できなくなっていますし、自らの身体の状態に合わせてトイレスタイルも変えていかなければならないと思う、アラ還の「トイレ考」でした。


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