チーズケーキにニックネーム付けてる場合じゃないよ!の話
前回コーヒー沼にハマってしまった事を綴りましたが、今日はそのキッカケを作ってくれたhinata cafeさんのお話を。
まだコーヒー沼のお話を読んでいない方はこちらを⤵︎
私がhinata cafeさんを知ったのはちょうどコロナも全盛期…第3波がちょっと落ち着いてきたとか…そんな頃だと思います。
全然外食もしてないし、たまには新しいカフェとか探してみようかなぁ〜と、気まぐれにググって見つけ、大井町にもこんなオシャレなカフェができたんだ!と、ふら〜っと行ってみたわけです。
自家製酵母でパンを焼いているというのを見て、それをお目当てに…
ちょっと遅めのランチでした。
私が入った時には、なんと!もうパンが終わってしまったと…
私は昔からこういうタイプなんです。
引きが弱すぎると言うべきか…
持っていると言うべきか…
必然的に注文するものがオムライスになった次第です。
ところが、なんとなんと!
このオムライスがとんでもないシロモノで!
ビーフシチューソースって書いてあるのに、もうソースの域じゃないのですよ!
ハインツだって嫌いじゃないですよ。
でもこのシチューの中にハインツはいらっしゃらない。
とんでもない主役級のビーフシチューに、本物の主役がオムライスな訳です。
ふわトロ卵とご飯もケチャップライスじゃなくて、本物トマトが入ってる。。。
想像していたオムライスとは全く別物のシロモノでした。
恐れ入りました。
オムライスでよかった…(涙)
引きは強かった…私…(涙)
カフェって書いてあったけど、ここはビストロなのかと混乱した後、お子ちゃま舌の私は当時の定番飲み物、カフェラテをいただきまして…
かわいいラテアートがされて、それだけでもテンション上がるのに、普通ならミルクが入ってても感じる強い苦味が…ないじゃないですか!?
でも後から深〜いコクがやって来るんです。
なんだ?このエスプレッソ…
こんなコーヒーが出てくるなんて、やっぱりカフェなんだぁ…と。。。
とんでもないクオリティーのカフェを見つけてしまったとニヤニヤして帰りました。
さて、今度はデザートもいただいてみたいと、また後日出かけてみた日のことです。
ニューヨークチーズケーキ。
ケーキだったら少々のことでは驚かないぞと意気込んでみたものの、フォークを通してみると中心部の火入れがなんとも絶妙なレア感。
うわ〜…ちゃんとしてる〜。。。
完璧な火入れ。
何種類も使ってるというチーズの濃厚さと、この口溶け…
これはもう参りましたよ。
もう〜お手上げです。
そして私は反省しました。
ニューヨークチーズケーキは私もレストランで作ってたんですが…
とにかく量産、量産…やっつけてたなぁ〜って…
一度、同僚のパティシエがオーブンから出すタイミングを逃してしまい、普段よりちょっと色黒になってしまったことがあったんです。
端っこ食べてみて、まあ許容範囲と判断し、使えることにはなったんですが…
心の中ではそのコたちの事を
「Shigeru Matsuzaki」と呼んでいた。
心の中だけでは収まらず、うっかり同僚の前でチーズケーキのことを「しげる」と呼んでしまい…
同僚は機嫌を損ねるかと思いきや、愛のメモリーを歌い始める始末。
以後、パティシエの間では公認のニックネームになりました。
あー、アホだったなぁ〜って、走馬灯のように思い出して反省したんですよね。
ちゃんとしよう。
そんな訳で、何から何までクオリティーの高いhinata cafeさんにもう降参…
この当時から、私もいつかカフェやりたいって夢はあったんです。
こんな幅広くクオリティーの高いカフェは無理だけど、私の理想像が全て詰まっている。。。
こういう丁寧なものを出せる、こんな雰囲気のお店ができたらいいなぁ〜って思った次第です。
そこから私の中で推しカフェという位置に収まりまして…(アニメとかの推し活してる人達が集うカフェじゃないですよ。)
私にとっては夢でもあり、指針でもあり、応援するお店でもあります。
いつも美味しいものに感謝して、元気をいただいている場所なのです。
hinata cafeさんは品川区の大井町にある人気のカフェです⬇︎
https://instagram.com/hinata_cafe_0602
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?