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何故、インフレになったのか? -インフレ、コモディティとマーケット-

何故、インフレになったのか? -インフレ、コモディティとマーケット-

ロシア-ウクライナ戦争以降、コモディティ価格は上がってしまった。本当に食料品のインフレは正しいのだろうか?こんにちは、金です。

コモディティにはオイル、小麦粉など穀類などが含まれる事が多い。なので、コモディティ価格が上がったということは、穀類の価格が上がった事を示し、穀類を餌とする牛や豚の飼育費が上がり、最終的に牛肉、豚肉の値段が上がったのではないだろうか?

ここで基本的な疑問が上がる。コモディティ価格が上がったから、穀類の価格が上がったのだろうか?それとも、穀類の価格が上がったから、コモディティの価格が上がったのだろうか?大雑把には前者だろう。

また、コモディティには国際的な穀類がインデックスのように入っているが、日本の穀類の輸入先はそれと同一なのだろうか?確かに、ロシアかウクライナいずれかが穀類を輸出していて、それが日本に飛び火したのかもしれない。以前、紹介したPLの連鎖とグローバルサプライチェーンを通して。それでも、極端に過ぎないだろうか?肌感では食料品はここ2年で25%くらいのインフレを起こしているように思える。

筆者の仮説はトレーダーとマーケットの考えすぎで、トレーディングの暴走かもしれないと思っている。今回はトレーダーに悪意はないだろうが。やはり、市場は効率的ではなくて、万能でもないのかもしれない。

では何を基準にして、値決めして、経済を回していけば良いのだろう?ここで、規制をかけすぎると、マーケット経済でなく、計画経済に近くなってしまって、1990のソ連、東ヨーロッパ崩壊で分かった方向に行って、崩壊してしまうだろう。

では、どうすれば良いのだろうか?難しい問題だと思う。

著者略歴

金輝俊 / Hwi Jun KIM
独立研究者。専門は戦略/IT/応用数学

ハイテクITベンチャーのProduct Manager / Chief IT Architect、Webベンチャーのグループリーダー、外資系IT企業のProject Manager 兼 Systems Architectなどを経験。会社を離れて数年後、Webベンチャーと外資系IT企業グローバル本社は、それぞれ東証マザーズとNYSEに上場した。

ファッションテックベンチャーに業務委託で週3勤務のお気楽プログラマとして参画したはずが、グロースハック室 室長 兼 システム開発部スペシャリストに。30人4部門を参謀長として指揮統括し、約10億円の株式による増資に成功。シーリズCへと導く。その後、起業。NMD Soft, Principalとして活動を開始。

社会貢献活動として、原爆の実相を伝えるためと、東日本大震災の解析のために、Nagasaki Archive、Hiroshima Archive、Mass Media Coverage Map of The East Japan Earthquakeなどの開発と一部企画に関わった。

主な著作にThe Real M.Phil Thesis: The Mathematical Foundation of Smart Material Systems / Yet Another Mori-TanakaMBA Thesis: The Modern Strategy from Japanがある。

筑波大学 第三学群 工学システム学類 学士(工学) First Class (イングランド基準。70%以上がA評価)

Coventry University大学院 Control Theory and Applications Centre, Master of Philosophy (Upper Master, Research Degree)。飛び級入学。返済義務無し奨学金付き。

主な受賞にアレスエレクトロニカ展Honory mention、経済産業大臣賞、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品など。

詳細なプロフィールはこちら:https://www.khj1977.net/profile/

以上

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