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計画経済、永田町と霞が関

計画経済、永田町と霞が関

2023年。岸田政権は色々政策を出している。一見、良さそうに見える。しかし、よく良く聞くとおかしな事が多い。

もしかして、霞が関のレクがおかしかったのであろうか?あるいは、霞が関と握ってなかったのであろうか?

では、霞が関にすべてを任せれば良いのであろうか?そうでもない。生成AIの戦略でおかしいのはそうだが、歴史が計画経済は極少数の例外を除き無理だと証明している。

どういう事だろう?以下に記述する。

よし分かった。民間では駄目だ。霞が関が生産計画を作り、各企業に配る。君たちはドーナツを一ヶ月1000万個作りなさい。

なわけない?実際、昔のソ連ではあったらしい。計画経済と粗鉄の問題である。高級官僚の命令は絶対であるので、サボるか質が下がる。手で曲げられる鉄ができる。ソ連は崩壊した。

女性を積極的に役員にしなさい。日本は遅れている。永田町は君たちにKPIを割り振る。2026までに女性役員30%ね。適正があればいい。

本当は役員になりたかった。いいね。でも大抵は望んでない。配下の部長は迷惑し、現場は混乱する。日本人女性は専門職に向いている。現場思考に見える。粗鉄の問題である。

我々は少子化対策をする。保育園に金を出す。やった、ついに!あれ全員なの?タダじゃないの?物知りさん、どうなの?日経、毎日読んでるけど、分からない。

また、債権か。あれ健康保険に上乗せ?逆進的なのに。もうダメだ、この国は。香港で相場張ろう、トレーダーはグローバルだし。そして空洞化する。

one more thing. 我々は電話を再定義する。iPhone, new phone。本当に整然とリリースされた。世界は本当に変わった。

一方、永田町では何か言うが、財源もプランも無く実行に移しようがない。えっ、それ半年後に決めるの?調整除いて一週間で終わるじゃん。やる気あるの?マッキンゼーと契約すればいいのに。

ある人の言葉を借りると厚生年金はネズミ講である。人口が倍々に増えないと成り立たたない。出生率は2を切っている。

OK、年金開始年齢を70歳にしよう。算数としては正しいだろう。元経営幹部からすると、それは無理。組織をピラミッド型に保てない。むしろ45歳定年にしたい。そして退職金はもはやない。

よし、勉強をゆるくしよう。アメリカもそうでしょ?そしてゆとり世代が生まれた。アメリカは大学以降、馬車馬のように勉強する。

よし、博士を大量生産しよう、時代は研究。そしてポスドクで終わる。データサイエンティストとして助け出した。時代はプレゼン。MECEでない、見た目だけなプレゼン。

ベンチャーであれば、たまにシェアされるか、会議に関係者を集めて会議をして、物事が決まって行く。ちゃんと議論と合意がある。

どうも現政権はただ言っているだけで、何も進んでいないか、なんとなく低速でたまたま、進んでいるようにしか見えない。永田町、霞が関、両方改善してほしいと思う。

著者略歴

金輝俊 / Hwi Jun KIM
ライター、戦略コンサルタント 兼 ITアーキテクト

ハイテクITベンチャーのProduct Manager / Chief IT Architect、Webベンチャーのグループリーダー、外資系IT企業のProject Manager 兼 Systems Architectなどを経験。会社を離れて数年後、Webベンチャーと外資系IT企業グローバル本社は、それぞれ東証マザーズとNYSEに上場した。

ファッションテックベンチャーのグロースハック室 室長 兼 システム開発部スペシャリストに。30人4部門を参謀長として指揮統括し、約10億円の株式による増資に成功。シーリズCへと導く。その後、起業。NMD Soft, Principalとして活動を開始。

社会貢献活動として、原爆の実相を伝えるためと、東日本大震災の解析のために、Nagasaki Archive、Hiroshima Archive、Mass Media Coverage Map of The East Japan Earthquakeなどの開発と一部企画に関わった。

主な著作にThe Real M.Phil Thesis: The Mathematical Foundation of Smart Material Systems / Yet Another Mori-TanakaMBA Thesis: The Modern Strategy from Japanがある。

筑波大学 第三学群 工学システム学類 学士(工学) First Class (イングランド基準。70%以上がA評価)

Coventry University大学院 Control Theory and Applications Centre, Master of Philosophy (Upper Master, Research Degree)。飛び級入学。返済義務無し奨学金付き。

主な受賞にアレスエレクトロニカ展Honory mention、経済産業大臣賞、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品など。

詳細なプロフィールはこちら:https://www.khj1977.net/profile/

以上

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