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速読・記憶・読書・勉強

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私が考える効果的な読書、勉強の方法や、多くの人にとって関心が高い速読術、記憶術についての記事を投稿しています。
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記事一覧

読んだ内容を効率よく記憶する方法

前回の記事では、私が試行錯誤の末に確立して今も実践を続けている「一部精読法」という読書法について書きました。

この一部精読法の効能ですが、正直自分でも大変驚いています。
この読書法を開始してから数週間くらいで、何となく自分が変わり始めているのを感じ、3ヶ月後くらいには明らかに自分の脳神経回路網に何らかの良い変化が起きたのではないかということを実感しました。

一部精読法の記事にも書きましたが、具

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一部精読法

今回は、最近私が考えて実践している「一部精読法」という本の読み方について、書いてみたいと思います。

なぜ一般的な速読術、読書術が上手く機能しないのか?一部精読法という文章の読み方を考案するに至った理由は、もちろん世の中に広く知れ渡っている既存の速読術や読書術に不満があるからです。
そして、それは私だけでなく多くの人にとっても同様だろうと思います。

その証拠に、多くの人を満足させられる方法が既に

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速読の訓練方法について

前々回、前回の記事では、速読と向き合う上での心構えの部分を中心に書きました。
今回は、具体的な速読の訓練方法について、私が考えて実践しているものを紹介したいと思います。

まず、私が過去に学んだ速読法によると、速読ができるようになるためには次の3つの要素を鍛える必要があると言っています。

  1.眼を鍛える
  2.脳を鍛える
  3.読み方を変える

1の「眼を鍛える」というのは、眼の周りの筋

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速読の本質について

前回の記事では、速読訓練を続けていく上で陥りがちなジレンマを克服した考え方について書きました。

そこで、今回はしばらく訓練を続けた結果到達した、速読の本質に関する自分なりの考え方について書きたいと思います。

速読について人による捉え方は様々であり、インチキと言う人もいれば確かに存在すると言う人もいます。
これは、それぞれの人の実体験による直感から導き出されるものなので、色々な見方があって当然だ

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速読のジレンマ解消法

過去の記事で何度か書いてきた通り、速読というものについて私はその必要性を完全には否定しないものの、役に立つ場面はかなり限られるという立場でいました。
仕事や試験など納期・時間制限があるものについては、その時間内で最大限の成果を出すために、多少無理してでも速く読む行為は必要です。
しかし、私生活で読書をする場合など、誰にも強制されない状況でも無理に速く読もうとする行為は百害あって一利なしという考えで

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読書に関する最近の考察

今回は読書について、最近私が考えている最新の内容をまとめてみたいと思います。
以下4つのテーマについて、自分の考えを述べていきます。

1.速読と遅読について速読と遅読どちらが良いか?という論争があるとしたら、私の意見はどちらも必要であり、各々必要な場面が異なるという考えです。

速読が必要なのは仕事や試験など納期、時間制限がある場合であり、このような場面では速読が出来なければ制限時間内に必要な情

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マインドマップ

前回下記の記事で、最近記憶術について注目していることを書きましたが、読んだ本の内容を記憶に留めておく上で役に立つと思い、最近マインドマップを作ることを始めましたので、今回はこれについて少し書こうと思います。

もう10年以上前のことになりますが、フォトリーディングのセミナーを受講したことがありました。
フォトリーディングのセミナーでは、読んだ本の内容を記憶に残すためにマインドマップを作る練習も行う

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速読術と記憶術について

この記事が属しているマガジンについて、以前のマガジンタイトルは「速読・読書・勉強」でしたが、今は「速読・記憶・読書・勉強」に変えました。
「記憶」を付け加えています。
その理由は、以前はあまり興味が無かった記憶術というものに、最近かなり興味が出てきたからです。
そこで、今回は速読術と記憶術について私見を語ってみようと思います。

世の中の動向を見た時に、速読術と記憶術はどちらが人気があるか?と考え

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続・私の本の読み方

過去にこちらの記事で私の本の読み方について書きましたが、今回はこの記事を補足する形で最近考えていることを書こうと思います。

まず、上記記事で書いている本の読み方ですが、正直「めんどくせ~」と思うことも時々あります。
なぜなら手続きがとても多いからです。
全ステップをこなすとなると、「パラパラ読み」、「写真読み」、「高速ひらがなスキップ読み」、「低速ひらがなスキップ読み」、「通読」、「精読」と6ス

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効果的な情報収集法について

過去に単発のテーマで読書や勉強における効果的な情報収集法について考察することが多かったですが、今回はそれらを俯瞰的にまとめた上で、最近考えていることも少し付け加えながら簡単に書きたいと思います。

まず最初は仕事における効果的な情報収集法について。
仕事では関係する全ての情報を把握しておく必要がありますが、全ての文章を一字一句丁寧に読んでいる余裕はありません。
そこで、目の前にある文章について、要

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日商簿記初級 受験記録

先日、日商簿記初級の試験を受けて無事合格したので、受験に関する記録を残しておこうと思います。

日商簿記の勉強を始めた動機は、仕事での必要性を感じたことと、株式投資でファンダメンタルズ分析ができるようになるために役に立つと思ったからで、3級のテキストは一通り読んで理解しているつもりです。
また、現在は2級の学習もある程度進んでいる状態です。

しかし、ただ勉強したというだけでなく資格という目に見え

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本を読むとアホになる?

2019年7月の参議院選挙が終わってしばらくした辺りから、ある一人の男に注目しています。
それは、NHKから国民を守る党の党首、立花孝志氏。

この方は、非常識で破天荒な概念を何の恥じらいもなく気軽に口にするということで、典型的な日本人には大変嫌われるタイプかと思いますが、私はかなり面白く拝見させていただいております。

その彼が、とあるアンチとの対談の中で「本を読むとアホになる」という主旨の内容

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技読と熟読

自分に一番合った情報処理法について日々探求していますが、最近また新たに2つの読み方を明確に定義して実践しています。
この2つの読み方について書く前に、まずはこれまでいくつかの記事で書いてきた様々な読み方を、ざっと振り返ってみたいと思います。

最初に、こちらで書いた仕事における速読術について。

これは仕事に関係するあらゆる文章を、その概要を把握することに特化して速読していく方法です。

次に、こ

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ひらがなスキップ読み

少し前に、本の読み方で新しい方法を思いつき導入しました。
それは、この記事のタイトルにも書いた「ひらがなスキップ読み」という方法です。
これは文字通り日本語の文章で、ひらがなをスキップして、それ以外の部分(漢字、カタカタ、数字、英字、図表など)のみを読んでいく方法ですが、そこそこの理解度でかなり速く読めると実感しています。

なぜ、日本語の文章はひらがな以外の文字を読むだけで素早く内容が理解できる

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