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「社長の子ども、校長先生の子どもなど、社会的地位が高い親の子どもが失敗する例は非常に多い。『親に追いつけるはずがない』と最初からあきらめるのだ」

親の影響

子どもは、否が応でも親の影響を受けます。

アドラー心理学は原因論を否定し、目的論を打ち出していますが、親からの遺伝や親が作った生育環境の影響という原因を完全に否定しているわけではありません。

私の場合も、親からの遺伝では色覚異常がありますし、生育環境としては貧しかったので、大学進学と言う選択肢を選ぶのが難しかったということがあります。

自己決定性

それらは「影響因(影響を及ぼす原因)」としては確かにあります。

しかし、その影響因の中でどのような生き方や考え方を選び取るかは、個人の自己決定に委ねられています。

決定因(決定の要因)はあくまでも自己決定である、というのがアドラー心理学の立場です。

私は、親に色の識別に難があるので高専には進学が厳しいと言われ、普通科の高校に進学しましたが、同じ異常がある弟は高専の電気科に進学して、今でも全国の火力発電所で仕事をしています。

結局、影響こそされど、最終的にどうするかは自分で決めている訳です。

優越コンプレックスと劣等コンプレックス

いばり散らして、できる振りをして課題から逃げることを優越コンプレックスといいます。

できない言い訳を並べて、課題から逃げ出すことを、劣等コンプレックスといいます。

私は典型的な劣等コンプレックスだと思います。

できない理由を並べる

今までの50数年の人生を振り返ってみると、できない理由を並べることを繰り返してきたなぁと思います。

・色覚異常を理由に高専進学を断念
・貧困を理由に大学進学を断念
・仕事が忙しいことを理由に学ぶことから逃げる

などなど、細かいものまであげるときりがありませんが、色々な課題や挑戦から逃げ続けてきた半世紀だと振り返ることができます。

残りの50年は逃げない

人生100年時代、無事に過ごせればあと50年近くあります。

残りの50年は劣等コンプレックスにも、そして、優越コンプレックスにも捕らわれることなく、様々な課題に挑戦していこうと考えています。

短期目標としては、来年1月にFP2級の取得、中期目標としては5~6年で学位の取得、長期目標としては死ぬまで生涯学習の実践です。

ここでも宣言して頑張っていきます!

偉人、有名人、成功者の子どもは、劣等感がつよくなりがちなことを自覚しよう。


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