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「いばり散らして他者に奉仕させるか、病気や弱さをひけらかして他者に奉仕させるか。どちらを選ぶかは、子供の頃の成功体験しだい」

どうやって相手を支配するか

人生の無益な側面で優越性の目標を設定する人がいます。

それが「いばり散らして支配する」優越コンプレックスか、もしくは「泣き言を言って支配する」劣等コンプレックスに陥った人たちです。

優越コンプレックスに陥った人

相手に対して力ずくで支配しようとする人がいますよね。
私も力ずくで支配されたいた経験があります。

このような人は優越コンプレックスに陥っています。

今のご時世では、一歩間違えばパワハラ認定されてしまいますね。

劣等コンプレックスに陥った人

相手に対して必要以上に、虚弱であることや能力が低いことをアピールして、困難な課題から逃げる人もいます。

このような人は劣等コンプレックスに陥っています。

ラクはできるでしょうが、いつまで経っても成長できませんね。

どちらを選ぶかは受けた教育次第

優越コンプレックスに陥っている人は、カンシャクを起こせば自分の要求が思い通りになるという教育を受けている可能性が高いと言います。

なので、大人になっても相手を力ずくで支配することを繰り返すのです。

劣等コンプレックスに陥っている人は、病気のとき何の努力もせずにチヤホヤされる体験をし、病気をすると得をするという教育を受けている可能性が高いと言います。

なので、大人になっても自分は病弱だから、困難な課題に取り組むことは無理であると、課題から逃げることを繰り返すのです。

アドラーはどちらも批判している

アドラーは、優越コンプレックスも劣等コンプレックスも、両方を辛辣に批判しています。

「どちらの場合も目標は同じである。すなわち、状況を改善するために何もしないで優越感を得ることである」と。

コンプレックスに逃げずに健全な方法選択する

アドラー心理学を理解していれば、今自分が取ろうとしている行動は、優越コンプレックスや劣等コンプレックスに陥っていないか、事前に確認することが可能になります。

自分の立場を利用して、力ずくで自分の指示を相手に従わせようとしていないか?
もしそうなら、事前にインフォームドコンセントを行って、相手に指示する内容の必要性についてしっかり納得してもうことから始めてみましょう。
納得できれば主体的に、その課題に取り組みことができるできるでしょう。

自分が病弱なことを言い訳にして、正当な課題から逃げようとしていませんか?
もしそうなら、このままだと自分の成長に著しく支障をきたすことを自覚して、しっかりと課題と向き合いやり遂げる努力をしてみましょう。
成功体験を重ねることで、人は自己効力感が向上し行動変容します
つまり、成長するということです。

いばり散らす道も、泣きごとを言う道も、どちらも無益なのでなめよう。


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