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黒豆をおいしくおもしろく

(刺身を飽食した後、ボードゲーム『パッチワーク』で遊ぶ子供ら)

今年は夫が出張でいない上に私が最終課題の準備に追われているので、正月料理も「子供が好んで食べるものだけ」というミニマムおせちにしてしまいました。きんぴらなし、煮しめなし、なますなし、昆布巻きなし。作るのはきんとん、数の子、黒豆、伊達巻くらい。ポイントはノー野菜、下ごしらえが少ない、楽。栄養的にはよろしくないですが、まあ毎年2日夜には砂糖と醤油味に飽きた子らが「サラダ食べたい」と言い出すのが恒例なので、元日位は好きに食らえ。

なに?黒豆って全然楽じゃない?
水を沸騰させて調味料全部入れて火を止めて
砂糖が溶けたのを確認したら、洗っておいた豆を一気に入れる
そのまま10時間放置(30日夜に入れて、翌日お昼前まで、くらい)
あとは煮たててアク取り、キッチンペーパー乗せた上から蓋をして5時間煮て2時間放置。火はずーっと、とろ火。
時間はめちゃめちゃにかかりますが、面倒なのはアク取りくらいです。
一番大事なのは分量や、差し水のタイミングなどを「豆のパッケージに載っているやり方に忠実に行う」ことかも。

え?さび釘はどこで入れるのかって?
いやでも、錆びた釘って今日び、そうそうご家庭に転がっているもんじゃないですよね。代わりに鉄玉子やプルーンも代用にできると言われています。
家では「フェロミア(鉄剤)」を使っていましたが、今年はちょっと新兵器を入れてみようかと思います。その名も
「インクレミンシロップ」
ぶっちゃけ鉄シロップです。知ってるお母さんは知っているかもしれません。うちの子は早産&低出生体重児だったせいか、未熟児貧血予防に投与されました。(今回は乳児ではなく私に処方されたものです。胃弱で鉄剤が飲めないのてりあすは、貧血になる→静脈注射+経口鉄シロップ→半年後また貧血になる、を繰り返しています)
シロップなので甘いです。これを入れれば、黒豆に鉄分と糖分を一度に賦与できるのでは。

……やってみました。

今回は黒豆300gに水1.8リットル、シロップ大さじ1を投入

完成。

北海道名物、おせちとお寿司の大晦日ディナー

普通に美味しくできました。シロップ内の甘味はソルビトールで、甘さは砂糖の7割弱なので全部砂糖の場合より甘さが抑えられさっぱり味に感じる道理。理論上は砂糖を溶かして使う料理なら、このシロップ1つでかなり代用が効き鉄も摂取できるはずなのですが、さすがに普段の調味料の置き換えにするのはなんとなく抵抗があるんですよね……メリットの方が多い人のために、ちょっと研究する価値はある気はします。自分の身体で人体実験してみるべきか否か。

……2024年もこんな感じで、食の感想?実験?レポート?をまぶした日常をつらつらと書き連ねていくでしょう。こんなんでよければ、どうかたまに見に来てやってください。今年もよろしくお願いします。

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