見出し画像

目をみればわかる

人と接したとき、目をみて感じた印象は、外れない。

目は心の窓
目は口程に物を言う

人間の心は目に現れる、という意味のことわざが
いくつかあることからわかる通り、
それは人類の共通認識だ。

本当に嫌な仕事をしていたとき、
ふと鏡を見ると自分の目が曇って虚ろになっているのに気づいた。
退職したら、輝きと潤いが戻ってきた。
何のメカニズムでこうなるのか、人体は不思議だ。

私が好きなのは、どんな目だろう。
力無く弱い訳でも、ギラギラ強い訳でもない、
芯のある静かな目。

顔が笑顔でも目が虚ろなのは苦手だな。
人も自分も信じていないようで。
かといって、歳を重ねても子供のように純朴にキラキラしているのは、
いつか誰かに騙されるのでは?と少し心配になる。
透き通るようにすーっと光る目が好き。

今までで一番綺麗だな、と思ったのは、
縁あって一度メイクしてもらった方の瞳。

黒々としていて、静かでありながら力強く、まばゆいほどに輝いていた。
この瞳には、世界が、私が、どのように映っているのだろう。
きっと、目に見える以上のものが見えているに違いない。
少し怖くなった。
でも、どんなものにも美しさを見出すことができるから、
こんなに綺麗なのかもと思い直し、
美しさを見つけてもらっていることを信じた。
メイクが終わるとそこには、
魅力がにじみ出るような自分がいた(自画自賛乙)。

これから、どんな目に出会えるだろうか。
美しさを見つけられる自分でありたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?