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生きる目的がある人向けの緩和医療: 娘等の特別な瞬間への支援

こんにちわ
今回は実例に基づいた支援についてです。
※ノンフィクションとなります

末期の肺疾患を持つお父さんが予後短い状態で在宅に戻って来ました。
そこでの目的として、通院に体力を使うのはシンドイ。娘が3名いて、真ん中の娘の結婚式と下の娘の出産が来年の春頃を予定しているので、そこまで生き抜きたいという要望に在宅の先生とチームワークを組んでいる内容です。いくつかの打ち合わせとして以下の要素で検討しました。

セクション 1: 末期の肺疾患と緩和ケアの基本を理解と緩和についての理解

•	末期の肺疾患の特徴と進行段階の理解
•	緩和ケアの基本原則と目的

セクション 2: 患者と家族の希望を尊重する

•	患者の希望と価値観を確認する方法
•	家族のサポートとコミュニケーションの重要性

セクション 3: 特別な目標に向けた計画立案

•	娘の結婚式と出産への参加を目指す目標設定
•	緩和ケアの計画と調整

セクション 4: 緩和ケアの提供

•	疼痛管理と呼吸サポート
•	心理的支援とストレス軽減戦略

セクション 5: 家族への教育とサポート

•	家族が提供できるサポートとケアの方法
•	目的達成までのロードマップを作る

セクション 6: 結婚式と出産の特別な瞬間

•	患者が娘の結婚式に参加する準備
•	出産に立ち会うための支援

結論:

•	生きる目的を持つ患者への緩和医療の重要性を同一の目線で認識する
•	患者と家族の特別な瞬間をサポートするための医療者の役割がブレないように連携を取りながらケアしていく

これを踏まえて活動しており、
予後数ヶ月の所を安定して治療してもらっております。
ステロイド投与による糖尿病の対策等、センシティブな部分はありますが、目的の達成に向けて進んでいます。

※奥さんが薬剤師で長女次女が看護師というのも中々強力な布陣ではありますが。

血糖値等の変動に翻弄される部分はありますが、
チームとしてのケアは、所属元が異なろうが、見解の統一等、意識合わせができていれば在宅でも出来るんだという事を最近は特に感じております。
また、このリアルな部分を詳しく、
別の部分でお示し出来ると良いかなと思っております。

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