究極の選択
みなさん こんにちわ
今日も利用者様の話をしたいと思います。
計画書、報告書を作成する中で、とある利用者様のカルテを見ていると、
サブジェクト欄に
今の状態を、夫に見せたくない
その方は末期がんのターミナル期に入っており、予後2ヶ月以内
57歳の女性
24歳の娘が1人おり、
旦那さんは仲が良いが、仕事の関係で別居中
ここ数日の体調があまり良くなく、
予後がもっと短くなる。
診療の先生は数値や状況を見て、
人生会議を推奨
身内に集まってもらうように娘さんにお伝え。その翌週の訪問時の記録に、そのような内容が示されていた。
自分だったらどうするだろうか。。
死期が近いと悟った女性の要望に対して
どうコメントしたら良いのか
①聞き流す
②後悔するから会ってください!と説得する!
③言えてるうちはまだ大丈夫だ!と元気づける…
実に悩ましい状況です。。
旦那様とは夫婦仲は良好なのですが、
訳あって別々に暮らしているそうで、
相互のコミュニケーションには娘さんが間に入ってやり取りしてるそうです。
妻であり、母であり、女性とした場合、
母では気丈に振る舞えるが
妻としては気丈に振る舞えない
そんな感情が詰まった発言だったのか…
私たちの役割は
彼女の生きる時間を、
本人の納得するまで生活出来るように医療的処置をする事
ではありますが、
家族含めた心理的なケアも
求められる業種です。
いや、これは人としての要素が大きいかもしれません。
上述の選択肢というところを
自分の主観的な感情を一度棚に上げて
考えてみたいと思います。
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