21年前のファンレターの返事が出てきました。
小学校5年生のとき、初めてファンレターを書きました。
英語も全然分からないままでっかい昔のパソコンで『ファンレター 書き方』と検索し、母が学生時代に使っていた和英辞典とPCの翻訳を使って滅茶苦茶な英語で書き上げました。
ファンレターを出した相手は、ハリーポッターのロン(ルパート•グリント)。当時は絶対にロンと結婚したいと思っていました。笑
先日部屋の片付けをしていたら、ロンからの返事が出てきました。
返事が届いた日のことは今でも覚えています。
ファンレターを出したのもすっかり忘れていた頃、学校から帰ってきたら母が飛んできて言いました。
「あんた外国から手紙が届いてるよ!ロンじゃない?」
ランドセルを放り投げ、ドキドキしながらハサミで封筒の隅ギリギリを切ると、お手紙のコピーとサイン入りのポートレートが入っていました。
英語でなんと書いてあるのか全く分かりませんでしたが、自分の名前をロンが書いてくれた!と思うと胸がいっぱいになりました。
父と母に手紙を見せても「うーん( ̄~ ̄;)なんて書いてあるんやろね? 」と解読できず、当時のパソコンの自動翻訳もあまり精度が高くなく、手紙を見ながら打ち込んでもヘンテコな訳になってしまい、何が書いてあるのか正しく理解できたのは高校生くらいの時だったと思います。
そして「絶対にロンとハリポタの国、イギリスをこの目で見る!」と決めていた私は、大学時代にコンビニバイトで資金を貯め、大好きな友人とイギリス旅行を果たしたのでした。
英語も全くわからないのに、ただ「ロンに手紙を書きたい!」と何かに突き動かされるように行動した小5の自分。
その当時みたいに、ピュアな動機で行動したことって最近あったっけ?と思い返してみましたが、なかなか思いつきません。
書きたいから書く、届けたいから届ける、行きたいから行く。
久しぶりにファンレターの返事を見返して、動機はシンプルでいいんだなぁと思いました。21年越しにルパートに感謝です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?