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気づかないアスリート選手の凄さ。。「選手から学ぶこと編」

オリンピックもだんだん終盤にかかってきて

喜ぶ選手悲しむ選手なども多く目にするようになってきた。


メダルはそのアスリート本人が目標にしているものでもあるだろうから

その一つのメダルにしてもその本人によって全く違ったものになってくる。


スノーボードエアーの岩渕麗楽選手


3番目の演技で超大技を披露して周りのスノーボード仲間が駆け寄るという光景が注目を浴びている。

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逆転を目指しての攻めた攻撃だが着地で惜しくも失敗してしまった。。


でもここで驚いたのは超大技よりも

左手甲骨折していながらの演技ということだった。。

予選3本目の時に骨折をしてしまったようだが

決勝は3本とも華麗な演技を披露した。


着地に失敗すると怪我をしている手がもしかしたらもっとひどくなるかもしれない

3本目の超大技の時には怪我している左手で地面を押さえたが

「あと少しだった」っという感情がもしかしたら左手の痛さを感じなくしていたのかもしれない。。


体の一部が負傷しているだけでものすごいハンディーにもなる

トップアスリートの演技は世界アスリートしかわからない。。


いつもの茶色い手袋..  決勝は右手だけ

怪我している左手のグローブは分厚い黒の手袋になっていた


あの駆け寄って来たスノーボードの仲間の人たちは

大技はもちろん。。

その怪我した上での大挑戦により感動したのだと思う。。

誰もオリンピックでやり遂げていない超大技の着地は想像も絶することだろう。。


それを岩渕さんはやってのけた。。

怪我のことは知っていたとしてもあの大技をやるのはコーチが知っていたぐらいで他のスノーボード選手は知らなかっただろう。


パシュートの高木菜那選手


昨夜の決勝戦に最終コーナーで惜しくも転倒してしまった。

前回のオリンピックの時にまさに同じようなことを話していた記憶があった。。

前回と同じメンバーで同じ配列の日本パシュートメンバー

前回のオリンピック決勝でも最終コーナーで佐藤綾乃選手が少しバランスを崩しそれを後ろの高木菜那選手がサポートしている。

ラインについていけないくらい足が思うように動かないようにも見える。。


メディアは佐藤綾乃選手のバランスを崩したことに注目して責めている感じがあったが高木菜那選手はあの最終コーナーがどれだけ大変なのか。。

パシュート全員が足が棒のようになり思ったように動かなくなっていることを懸命にテレビを観ている私たちに訴えた。。

そんないつも支えている菜那選手が転倒したのだ。。


パシュートは2400m(1周400mのリンクを6周)の競技だ。

このパシュート3選手は1500mにも出場していて

高木美帆選手、佐藤綾乃選手、高木菜那選手

それぞれ1分53秒、54秒、55秒の成績だった

このパシュート、決勝でも5周目(1600m地点)のタイム

1分55秒だ!

つまり必死に走っている個人スピードスケートよりも

パシュートは早い!!


自分が全力で走るよりも早いとなると

それを維持する体力など最終ラップなどは計り知れないものだろう


そして僕が注目したのは2つあった。。

1つ目は転倒した時

スピードスケートは約60km近い速度で走っている。。

そのスピードで壁に直撃している。。


すごい衝撃なのは映像でもわかるだろう。。

自転車で一般人が思いっきり走っても時速20km〜30km

スキーでもあのスキージャンプの直滑降で時速80km〜90kmくらいなのだから

一般の人がスキーで早いと言っているのは時速40kmくらいだろう。

時速60kmはどのように表現できるだろうか。

とにかくすごいスピードだろう

バイクで時速60kmで壁にぶつかるのは恐怖でしかありえない。。


でも彼女はその後すぐに立ち上がって走り出している。

転んだ瞬間にはもう頭が真っ白だろう。。

そしてぶつかった衝撃もすごいだろうし

負けたショックも計り知れないだろう。。


ほぼ動かない足で滑り出したあの姿はすごいと思った。。

あれは無心だろうと思うし「練習の賜物」にみえた。。


パシュートは3人ゴールしないとタイムが決まらない


身体のどこか怪我をしているかもしれないが

その転倒からの残り100m走の姿で伝わるもの多かった


そして2つ目は

妹の高木美帆選手の姉への接し方


ライブでしか観られなかったかもしれないが

転倒して落ち込んでいる菜奈さんの隣にスーッと行き

何も言わず顔も合わせずただただ隣に座った


下を見るわけでもなくただ目線を前に向けて微笑んでいるようにも見えた。。

あの光景を思い出すだけでも涙が出てくる

同情するわけでもなく一緒に落胆するわけでもなく励ますわけでもない。。

あの会場を眺めている自然な姿がとても印象に残った。。

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そしてふっと思ったのが「犬」だった。。

犬だけとは限らないかもしれないが

家で飼っている犬なども僕が調子悪い時とか横になっていると

黙って近寄って来て顔も見せずに隣に丸くなっている 

目を合わせることもなければ話しかけることもない


でもこの行動が本当に嬉しかったりする


調子が悪くて寝込んでいた時に目が覚めたら必ず隣にいる

2匹いるがそれが2匹いる時がない。。

必ず変わり番子なのだろうか。。

二人で話し合っているのだろうか。。

どちらかが必ず僕の隣にいる


もちろん隣にいない時もいるが

その時は仮病か大したことがないと思っているのだろう。


人に対する接し方は人それぞれあると思うが

あの妹さんの行動は本当に素晴らしいと感じだ。。


以前白馬へスキーに行った時のこと。。

そこには全国のスキー選手が集って練習したりしている

リフトから降りてくつろいでいたら

ヘルメットを被り、モジモジくんのようなぴったりのウェアーを着た

いかにも周りの人と風格が違うスキーヤーを観た。

今思えばアルペンスキー選手の服装だろう

あれを着ているだけでスキーうまそうに見える。。

ある意味、下手であの服装は面白すぎるかもしれない。。

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そしてよくみると肩には日の丸!

日の丸って代表選手か。。


そしてさらによく見ると驚いた。。

腕骨折!?


あのギブスをはめてカチカチにして首から紐で吊るした状態。。

こんな状態でも滑るのか。。。っと驚いた

もし転けたらどうするんだろう。。


でもそのような人でないと代表選手にはなれないのではないだろうかとも思った瞬間だった。。


体がボロボロでも動けるならば動く。。

骨折など関係ない。。

そんなオーラが漂っていた。。


そんな選手の後を追っかけよう!っと思ってみた瞬間


その選手の姿はもうどこにもなかった。。

「嘘でしょ。。」

ものすごいスピードでどこかに消えていった。。


アスリートたちは命をかけて試合に出ているが

練習も命がけだ


骨折をしても試合に出続ける選手や勝利に対しての執念は

この練習から来ているのだろうと思う。。


その練習を知っているのはその仲間やコーチ、スタッフだったりする


私たちはその練習をほとんど知らない。。

でもこれだけは言える


言葉以上に伝わることもある




少しでも役に立てたら嬉しいです













全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。