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たけのこ大好き必見!真竹の竹の子「美味しいもの編!」

日本には代表的な2種類の竹、孟宗竹と真竹があります。


一般的に「たけのこ」というと孟宗竹のたけのこ

全体の99%以上が流通しています。

スーパーなどでも一年中食べれるたけのこは孟宗竹の中国産。

そして春の旬の時期に頂いたり、たけのこ狩りをして食べる多くは孟宗竹。

どうして「真竹のたけのこ」はそんなに知られてないのでしょうか?



それは真竹のたけのこが取れないからなんです。。


どうして取れないのか。。。



それは真竹の竹藪のほとんどが整理整頓されていないからなんです。



竹はそのまま放っておくとどんどん生えて来てある程度生えきると「たけのこ」を出さなくなります。日本には多くの真竹林が存在しますがほとんどがこの藪になった状態です。


竹も子孫を残すために一生懸命なんです。スペースがあればそこから芽がでてくるんです。


孟宗竹がよく出回るのは皆さんが毎年のようにたけのこ狩りをしているおかげなんです。



僕の場合は真竹の竹林を持っている上に竹細工で伐採をしているので毎年少しずつ生えて来ました。




そしてその真竹の味は格別。。。

噂では聞いていましたがここまで美味しいとは思っていませんでした。

香りといい歯応えといい孟宗のレベルを遥かに超えています。


たけのこはそこまで好きではないんです。

でも木の芽(山椒の葉)などと一緒にたけのこご飯を食べた時にはびっくりするくらいハマりました。想像絶する美味しさでいつものたけのこご飯の三倍くらい美味しくさせます。

日本人の昔の人は本当に天才だと思いました。。


なぜたけのこご飯にあの木の芽を使ったのか。。
きっといろんなものを試したのだろうなって思います。

ちょうど木の芽(山椒)は孟宗竹が生えてくる時に一緒の時期に若葉が出てきます。

ただ残念なのは真竹のたけのこの時期は6月ごろなのでその頃には木の芽が育ちすぎてしまうために一緒に食べられないのです。。

でも真竹の美味しさは格別です。。

どうして今まで知らなかったんだろうと思いました。。

田舎の地域の人たちもほとんど食べていないんではないでしょうか。。
食べれないんです。それだけ貴重なものなのです。。

田舎の人たちが食べれないのですから
もちろん直売所でさえ真竹が現れることはありません。



そんな真竹を収穫し、そしてその日に薪で羽釜でアク取りをします。
昔ならではの方法で米糠と唐辛子を使って煮立てていきます。

収穫してからすぐにアク抜きをすることで最高のたけのこになります。

色も香りも最高レベルです。

そこまでたけのこファンでない僕が大好きなんですから。。

これ以上最高の竹のこはなかなか味わえないことだと思います。

ここで余談ですが

全国でたけのこ好きな人たくさんいると思います。

僕の周りでもたくさんいます。

たけのこの時期は思いっきりたけのこばかり食べている人もいます。

「理由は今しか食べれないから。。」

でも日本で一番たけのこが好きな人たちが住んでいる地域はどこだか知っていますか?

僕の意見ですがそれは山形県の庄内地域中の人たちです。

あそこの地域は4月くらいからスーパーの入り口にどっさり積んだたけのこが大箱ダンボールで積んであります。

関東でも4月はやっとたけのこが採れるのに山形でどうして。。?

よくみてみると産地は鹿児島!

そう日本で一番最初に収穫できる鹿児島から購入しているんです。
そして鹿児島、九州、中国地方、だんだん北上して行き地元でたけのこの時期は地元産、そこが終わったら東北、北海道と1年の半年ぐらいたけのこを食べているんじゃないかって言うくらい食べてます。

そこにいる人はそれが当たり前だと思っているみたいで。。

「いやいや。。ありえない。。」

山形庄内エリアには孟宗汁という食文化もあります。

日本人のたけのこ愛には本当に驚き隠せないものがあります。

関東もこれからが旬の孟宗たけのこ

そして機会があれば是非真竹を!

少しでも役に立てたら嬉しいです。




全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。