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妊娠前の母のバランスの良い食事は、子どもの喘鳴を減らすかもしれない|2024年1月14日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

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妊娠前・妊娠中の母親の食事は、子どもの喘鳴や喘息リスクと関連するか?

■ アレルギー疾患で通院している患者さんの保護者さんかた尋ねられるテーマのひとつに『妊娠中や妊娠前の食事』があります。
■ しかし、このテーマに関する報告はすくなく、米国のVivaプロジェクトというの 出産前コホート研究に限られます。

Hanson C, Rifas-Shiman SL, Shivappa N, et al. Associations of Prenatal Dietary Inflammatory Potential with Childhood Respiratory Outcomes in Project Viva. The journal of allergy and clinical immunology In practice. 2020;8(3):945-952.e944.



■ そして、出生前の母親の食事と、子どもの喘鳴や喘息の発症リスクに関し、日本の大規模コホート研究、エコチル研究から、興味深い研究結果が報告されています。


※研究結果にもあるように、差は10%程度であり、『妊娠中の食事が偏っていたから子どもが喘息になった』という話をしているわけではありません。ただし、もしより良い食事があるかという話題があるとすれば、『バランスの良い食事が望ましい』という結果です。

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