楽しいフードロス削減

フードロス削減は、食品を無駄にしてしまう現代社会の問題に対する解決策の一つです。日本では毎年六百万トンの食品が廃棄されており、これは環境問題や飢餓問題の原因につながります。

フードロス削減のためには、個人や企業の意識改革が必要です。個人は、食品を購入する前に自分たちの必要量を考え、余分なものを買わないようにすることが大切です。また、賞味期限の近い食品を買うことや、残り物を有効活用することも重要です。

企業は、食品ロス削減に向けた取り組みを進めることが求められています。例えば、食品ロスを減らすために販売期限が近づいた商品を割引販売するなどの取り組みが挙げられます。また、製造段階での食品ロスの削減にも取り組むことが大切です。

食品ロス削減の意義は大きく、環境問題や飢餓問題の解決につながるだけでなく、企業にとってはコスト削減にも繋がります。このため、私たちは日々の生活やビジネスにおいて、食品ロス削減を意識し、実践することが求められています。

私個人としては、たとえば昼ごはんをそばにした時は、余った汁は捨てずに晩御飯のスープにしています。
あとは仕事の日には食堂の使用をやめ、作ってきたお弁当を食べています。これにはフードロス削減だけではなく、節約効果が絶大なのです。この生活を始めてから、月に1万円は浮いています。

そしてフードロスで1番問題なのは、なんといっても私達にその意識がほとんどないことです。
食堂で捨てられていく大量の残飯を見た時に、私は呆然としました。しかしそれもすぐに蓋をされ見えなくなります。調理場の巨大な鍋に残っている食糧など私達にはちらりとも見えません。これでは意識が芽生えるはずもありません。
ある日のお昼に食べることができずに、夜ご飯に食べようととっておいたおにぎりを腐らせたことがあります。あの時は本当に落ち込みました。その時は戒めのためにも腐ったおにぎりを家に持ち帰り、自宅のゴミ箱に捨てました。次のゴミの日になる頃には、不快な臭いが溜まっていたと思います。数ヶ月経った今でも嫌な気持ちを忘れていません。
フードロス削減の努力と、フードロスを出したことに対する反省と改善。これは大事なことだと思います。
早朝の繁華街の路地裏で、カラスに荒らされたゴミ袋を見たことはあるでしょうか。道いっぱいに残飯が散らばっていましたが、あれは反省する人もいなければ、改善しようとする人もいない、無駄なフードロスです。
まずは無駄なフードロスを無くすことが、フードロス削減への近道ではないかと思っています。

お弁当を毎日作るのは面倒なことですが、フードロス削減に貢献しているという気持ちと、それで毎月1万円貰えている(浮いている)という事実があるため、個人的には楽しくやれています。
近頃はコオロギ食が話題になり、多くの人が嫌悪感を示しているようです。私も同様の気持ちですが、フードロスに興味はない、コオロギも食べたくない、面倒は嫌だからもっと他のことを考えろと他人任せにするようでは、ちょっと違うかなと思います。

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