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秘境への裏ルート

高見ダム、東の沢ダム、日高横断道路の開発区間、千石トンネルに行くルート

実は4つ存在します。

一つ目は以前ご紹介した徒歩での

『神威山荘からの峠越えルート』


二つ目は静内ダムゲートをそのまま進む

『道道111号線、通称日高横断道路』

※残念ながら通行禁止で業者さんのみ通行可


三つ目は静内ダム左岸にある

『東の沢左岸林道〜高見林道ルート』

このルート、地図上では高見ダムからの放水口付近で行き止まりになっていますが

林班図にはしっかりと道が載っています。

数年前まで北電さんが高見発電所に行く時に使用していましたが、3年前から路面崩落と崖崩れにより通行出来ないようです。

ピセナイ林道分岐点にある東の沢左岸林道ゲート。

分岐点から約4キロ地点の崖崩れ。

**ちなみに東の沢左岸林道は『ユンガスの道』のようです(笑)。 **

ピセナイ林道分岐点まで車で入れれば、高見ダム堤体までは約8㎞なので

これが高見ダムまでの最短ルートです。


そして四つ目今回ご紹介する三石ダムからの

『美河林道〜高見林道ルート』

この林道は高見開拓時に作られたもので、時折崩れるものの、比較的早く修繕します。2年前には新たに砂利が敷かれ、セタウシ峠手前までは綺麗な路面です。

三石ダムのバックウォーター付近にある美河林道ゲート。

ゲートから約2キロくらいまでは平坦な道だが、次第に上り坂になってきます。

一部、怪しい場所もありますが、、、。

セタウシ峠にある看板。ここから先は高見ダム湖畔まで一気に下ります。

林道は曲がりくねっており、所々大水が出たときに路盤がえぐれた跡が残っており、もし自転車で走行する場合はご注意下さい。

途中の林道脇にフレコンと看板があります。狩猟期に日高横断道路に侵入した輩がいるいたそうです。国有林の広範囲にカメラが設置(笑)?

高見湖畔が見えてきました。高見林道分岐点までもうすぐです。

高見林道分岐点に到着。ここから東の沢ダム方面へは林道を右側へ、高見ダム堤体までは左側へ進みます。

高見ダム堤体方面にはゲートがあります。

高見ダム堤体方面に進むと、ゲートからすぐの場所で崩れています。

今度は東の沢ダム方面に向かってみます。こちらも盛大に崩れていますが、昨年の秋には通行できた模様です。

微妙なアップダウンを繰り返し進んで行くと、、、高見橋まで約2㎞の地点で路盤が完全に落ちています。

防護ネットに掴まりながら無理やり進むしかありません(笑)。

ここからの景色は抜群です。特に夕暮れ時が最も美しく、すっかり心奪われて10分ほど眺め続けてしまったこともあります。

やっとの思いで崩落地点を通過し、背後を振り返る。あらためて眺めると、崩れそうな気配しかない危険箇所だな〜と思います、、、。

さらに進むと、またしても崩落箇所が。林道から廃道へと一直線。果たしてこの林道を治す日が来るのでしょうか(汗)?

沢を越えた辺りから突如路面が綺麗になりました。先ほどの崩落箇所手前までブルで慣らした跡があります。

その後はほぼ真っ直ぐな道が、支線との分岐点まで続いています。分岐点には幻の看板が、、、。日高横断道路の工事中は、三石からも業者さんが出入りしていた模様です。

東の沢ダム、日高横断道路、千石トンネルへは左に進みます。

ここが高見ダムのバックウォーターに架かる『高見橋』です。

高見橋から上流を望む。ここも新冠川同様に深いV字渓谷です。

高見橋にもゲートがあります。

高見橋から100mほどで

日高横断道路分岐点に到着。

ここを右に進めば東の沢ダム、千石トンネルへ(分岐点からすぐの場所にゲートあり)。

左に進めば高見ダム、静内ダムへ(こちらも分岐点からすぐの場所にゲートがあり、開発局管理区間なので通行禁止)。

参考までに三石ダムゲートからここまでの距離を

三石ダムゲート→セタウシ峠 約6.5㎞

セタウシ峠→高見林道分岐点 約3.5㎞

高見林道分岐点→路盤崩落地点 約4.5㎞

路盤崩落地点→日高横断道路分岐点 約2㎞

体力と情熱がある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか(笑)?

次回は

日本最大の未成線、日高横断道路の現状

をたくさんの画像を交えて掲載します。

有料記事になりますが、ご興味のある方はぜひご覧ください。

#北海道 #新ひだか町 #三石ダム #高見ダム #東の沢ダム #静内ダム #日高横断道路 #千石トンネル #未成線 #廃道 #酷道

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