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ペルーでピーラー事件 ④ ※写真あり

「こういう傷口は見たことがない。同僚を呼ぶから指の写真を撮らせて」

診察室に着くなり、先生に言われた。
ええええーーーー、どうなるのーーーーーー

五分後に違う先生が来て、まじまじと指を診察してくれた。

先生「縫合が密で血流の循環が悪くなっているようね。その証拠に人差し指も少し腫れているのが分かる?」
私「たしかにジンジンします。黒いやつはなんですか?」
先生「血の塊と死んだ細胞組織ね。それにしても、どこで縫合したの?」
私「ここです。黒いやつは治りますか?」
先生「あら、そう。ええ、そのうち取れるはずだから大丈夫よ」

あれ、先生縫合不全のことちょっとディスろうとした?笑
皮の下にあるけど、どうやってとれるの??と不安だったが、
このまま様子をみてと、具体的な回答はもらえなかった。
そして、まだ縫合から10日経ってなかったけど、ごねて抜糸してもらった。

抜糸した直後の指


人の顔、、、ジーザスみたいだね」と夫。
(不謹慎でごめんなさい)
抜糸したことで人差し指の腫れが引き、
家族も安堵して、あとは時間に任せればいいと言われた。
良かった、これで安心だーーーーーー!

抜糸から2週間後
抜糸から3週間後


血豆っぽくなっったが、黒いやつが治る気がしない。
そして、今まで生きていた?真ん中のお肉も黒くなってきている。
加えて、黒い塊は相変わらず皮の下にあるので、
瘡蓋のように自然に取れるのは無理では?
黒いやつはその内皮膚に吸収されるのか?
結構固いけど??
と考えて悶々とした。

そこで、セカンドオピニオンとして前回とは違う病院にいった。
外科を予約し、先生に診てもらったところ

先生「怪我してから1ヶ月なの?確かに治りが遅いね。これは痛い?
こうは?これは?刺すような痛みはある?」
と指をもみもみされて、

先生「黒い箇所は時間が経てばいずれ取れると思うが、二次感染を起こしたり黒い箇所が広がれば、最悪皮膚移植の可能性があるので、専門家に診てもらった方が良い」と形成外科の受診を勧められた。
※ 指名された先生は休暇中で予約は3週間後になった。

皮膚移植!ピーラーでそんな仰々しいことになる?
あの日(ザクッとした触感)のことがフラッシュバックしたが、
幸い、現時点で感染症はないので、自然治癒を待つことにした。

抜糸から4週間後

1週間経っても相変わらずこの状態のまんま。
と思ったが、なんだかちょっとぷっくりしてきた?

叔父にもう一度相談したところ、
基本的に時間に任せるしかないが、黒いところ含め死んだ皮や組織を自分で処理した方が早く治る。だけど、誤って再生した組織も傷つけたら逆効果。とアドバイスをもらった。

自分で処理ってなんだ。笑

とも思ったが、諸事情により出来るだけ早く指を治す必要があるのだ。
私は針とミニバサミを手に覚悟を決めた。

(つづく)





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