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スポットライトが当たる裏には、同じくらいの影がある。


あのイケメン俳優さん、スポーツで大活躍しているスーパースター。
小さい頃から僕らは、テレビで活躍するスターに憧れ、ある特定の人物を目標にすることがあるだろう。あまりに眩しく輝くその姿に、いつだって羨望の眼差しを向けてきた。僕も私もあんなスターみたいになりたい!そんな目標を持つことは、悪いことじゃない。ただ勘違いしてはいけないことがある。

僕は昔から、光と影は比例していると思っている。スポットライトが当たるその姿は、光の部分にだけ当たる。光を照らすと、暗い部分は無くなり見えなくなってしまう。光が当たるその姿だけを、僕らは見ている。いや、その姿しか僕らは見ることができないのだからしょうがないんだけど。その光が当たった人の下には、光の量と相応の影が出現するのはなんとなく想像がつかないだろうか。


スターも同様に、僕らと同じ人間である。立場や環境は違えど、そこは違うことはない。同じように悩み、苦しむ。なのに僕らはそんな彼らを神格化して、お金を稼ぎまくっているスターたちは幸せなんじゃないかと勘違いしてしまう。光が当たっている部分しか見えないから、そう思わざるを得ない。

僕らが想像できないバッシングやアンチの攻撃を受け、耐えて耐えた先に当たるのがスポットライトだ。一般人とスター、そんな区別の仕方は良くないのかもしれないが、僕ら一般人の羨望の先にあるのは絶頂の幸せなのか?いや、そりゃ僕らが感じることのない幸せを感じることだってあるだるけれど、こんなにも有名人やスターの自殺が相次ぐことにずっと疑問を抱いている。


性別や年齢は関係ない。脚光を浴びているから全て幸せなんて思わない方がいい。僕らには僕らの道があり、その道中で負った傷や、現在進行形で負わされている傷を背負って生きている。そんな傷を都度対処しながら、スポットライトを浴びにいく。なんだろう、何が幸せなのか本当に難しく考えさせられるけれど、自分らしく生きていくのしかないのかなと思う。

立場や階級は無視してさ、再び皆同じ人間だってことを理解したいと思う。

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