見出し画像

私の家族のキャリア感 祖父編②

ご無沙汰してしまいました。
ジメジメした季節になり、気分も晴れないですね。

祖父のキャリアの続きをどこから書こうかと独り悩んでました。

正しいかわからないところもありますが、記憶を辿りながら書いてみることにします。

戦時中、中国大陸から引き揚げてきた祖父ですが、戦争が終わったら、香港に戻って暮らそうと考えていたそうです。それだけ、中国での生活が合っていたのでしょう。

しかしながら、中国の知り合いに預けてきた金品を含む様々なものが、戦時中の混乱と共に消えてしまったそうで、戻りたくても戻れなかったそうです。当時の状況を想像するに、管理を依頼された人も生きていくだけで精一杯の毎日を過ごすなか、預けられたものと知りながら換金して生活していたのか。はたまた、祖父がただ騙されただけなのか。真実は今となってはわかりませんが、香港に戻れず、非常に落胆したそうです。

その後、祖父は日本国内で英語力を活かした仕事を得ることになります。貿易関係かと思いきや、なんとGHQサイドの仕事に就くことになりました。またしても、日本人として海外政府の関連職を選択したのです。よほど、当時の日本国政府に思うことがあったのでしょうね。しかし、ある意味、祖父のキャリアは一貫しているように見えますね。英語力を活かして、海外政府関連職を全うしたい、という思いが伝わってきます。

続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?