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関西から見た台風19号狂想曲

今回の台風19号については、まだ川の反乱があって、安心できない地域もあり、なんと言っていいのかわからない。台風は、去ってからが災害だと小さい時から教わっていた。

去年の台風21号では台風21号では、電柱が道沿いで折れて、大規模な停電が発生し、4日間(最大で5日間のところも)の停電ライフを過ごした。

一部全国テレビで報道はされたものの、その後は報道もされず、防災無線も聞こえず、市の車も走らなかったので、自分達でなんとか行動するしかなかった。

大阪市内に通う娘は、発生翌日1日だけ、どの路線も安全確認のために、休校になった。休校後、大阪市内に出てみると、ほとんどのところで電気がついていて、学校も電気がついている。

しかし、帰ってみると、大きな懐中電灯での真っ暗な生活で、味もなにもわからない。ガスは使えたのでよかったけれど、IHクッキングにしていたら、ご飯の用意すらもできなかったと思う。

さて、今回は関東の人にとっては、超大型台風は未知なる世界だったと思う。東京都内を直撃するかもと言われたので、養生テープが某売買サイトで高額取引されて、水やパンが全くなくなる、窓の養生の仕方がわからないなど、SNS上では、もうパニックが起きていた。

丁寧に教えた人もいたけれど、通過後に「そこまで養生していたの?!」と驚く画像を見て、遠いから外す手伝いもできないので、何も言えなかった。少し見栄えが悪くなるけれど、使えるからだ。

窓の養生についても、「これならやるんじゃなかった」という声も入っていて、「もしこれが風台風でガラスが割れてると、文句書くんだろうなぁ」と呆れてしまった。

今回は、風というより「雨台風」の方で、雨での被害で川の氾濫で大変なことになったとしかいいようがない。

風台風であろうが雨台風であろうが、台風というのは予測がしやすくなったといっても、予想外の結果を生み出すことはある。

私とて、去年の台風で電柱がポキポキ折れて大停電で4日間、真っ暗な生活を過ごすなんて思ってもいなかった。自然を馬鹿にしてはいけない。

その間、いろんな人間の意地悪さや汚さというものはたくさん見た。政治家がSNSで「電力会社に口利きしてあげるよ」と書いていたりしていて、ご近所で言いに行った人がいるらしいが、結局解決されず。

個人情報を抜かれて、今後の選挙に使われることになるんだとは思う。
工務店に修理依頼を頼んでいるのに、勝手に修理をしようとした業者もいて、追い返すのに大変だった。

追い返したり、意地悪さとか見て、本当に停電ライフ4日間は憂鬱でのノイローゼになりかけた。いやもともと精神疾患があるから、主人がいない時が一番怖かった。

心配した両親の家も被害を受けたので、迎えにきてもらって、手伝いに行ったけれど、我が家と同じ状況で、精神的に参った日もある。

関東の人にどうか役に立って欲しいと思えば、先に情報番組が過度の準備を指示していたので、SNS上では「こんなにしなくてよかった」という声が一部あがっている。やりすぎて越したことはない。

それよりも、予想外のところで被害を受けている人が、助けを求めている。プロの手にお願いするしかないのだけれど、どうかその人達が全員無事で助かることを祈るだけである。

とにかく、SNS上でこれ以上怪しげな情報や、嫌な情報が出てきて欲しくない。役には立つけれど、選別して「どれが正しいのか」は考えて欲しい。

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