現代人はみんな「青春」が好きだ。

私は、昔、よくこんな言葉を聞いてきた。
「今が青春なんだから、たくさん思い出作りな。」
その時の私は、あまり気にも留めていなかった気がする。
何故なら、自分自身が青春を送れていると感じていなかったからだ。
いや、むしろ青春なんてものは普通はおくれないものだと考えていたかもしれない。

私のイメージする「青春」は、今も昔も変わっていない。
汗水たらして必死に練習や勉強に打ち込む部活動生や受験生。
友だちと恥ずかしながら盛り上がる恋バナと緊張の告白シーン。
主たるイメージがこの２つだ。
私以外にも、このようなイメージを持つ人は多いだろう。

しかし、こんな青春を送れるのはほんの一握りだ。
ドラマでよく見るような「甲子園を目指す野球部とそれを応援するマネージャー。そして、……………。」は現実には見た事がないし、少なくとも私の周りにそんな青春の経験者はいなかった。

だが、それでも「今が青春なんだから、たくさん思い出作りな。」という言葉をこれまでたくさん聞いてきたのは、やはり世代に関わらず「青春」に対する憧れがあるのだろう。
実際、理想的な青春を送れてはいなかった私でも、親戚の子を見ると「今ある青春を楽しんでほしいなぁ」と思ってしまう。

少し話が大きくなりそうだから、ここらでまとめると、こんな感じで、現代人は「青春」に対して憧れを持つ人が多いと思う。

青春に対する憧れは、テレビや漫画などで中心的な話題としてキラキラした世界観で描かれるからかもしれないし、学生時代にほんの一握りいた青春を楽しんでそうな人たちを羨ましく思う気持ちからかもしれない。
なんにせよ「青春」には「憧れ」という言葉が似あう。

そんな「憧れ」という言葉の似あう「青春」を謳歌している人がいるとすれば、それはどんな人なのか。

もし、私のイメージする「青春」の「汗水たらして必死に練習や勉強に打ち込む部活動生や受験生。」「友だちと恥ずかしながら盛り上がる恋バナと緊張の告白シーン。」を言葉の通り謳歌している人がいるとすれば、その人は間違いなく人気者だろう。そして、その人はきっと、努力のできる、同性から見ても異性から見ても良い人と思われる恋愛強者なのだろう。

しかし、そのような青春を謳歌できた恋愛強者も青春から数年経ったごろには、当時と同じように恋愛強者であるとは限らない。

ここで本記事のタイトルについて考えてみよう。

青春を謳歌すれば恋愛強者なのか

結論、私は「青春を謳歌すれば恋愛強者になる」とは思わない。

例えば、成人式や同窓会で昔憧れだった人に会いに行くのは、憧れのあの人がどんな大人になっているのか気になるから、そういった式に参加するのである。
もっと言うと、昔憧れだった人が、久しぶりに再会すると普通の人になっていたし、トキめかなかった、という話はよく聞く話だ。

しかし、こんな話は、青春を謳歌するような人にも当てはまるのだろうか。

青春を謳歌すれば、普通の人よりも恋愛経験も豊富な状態でいられる可能性が高いし、異性との関係も良好に構築できる力を得やすい。だから、必然的に恋愛強者になりやすいとは思う。

だから実際、「昔憧れだった人（青春を謳歌していた人）にトキめかなかった」話と「青春を謳歌すれば恋愛強者になりやすい」話は、それぞれよく聞く話でもあるし、容易に想像できる話でもあるが、それは別の話だと思う。

つまるところ、私たちが憧れる「青春」を謳歌していた人と恋愛強者は「その時その時を一生懸命に頑張っていた人たち」という点で一致していただけで、「青春を謳歌すれば恋愛強者になる」という因果関係はないと思う。
そして、この認識がタイトルの「青春を謳歌すれば恋愛強者になのか」の答えだと思う。

青春を謳歌していた人たちは、一生懸命に練習していたり、勉強していたり、もちろん、恋愛も一生懸命に真剣に取り組んでいた人たちである。
青春を過ぎて何年か後に再開した時に、そのような憧れの「青春を謳歌していた人たち」に会ったとしても、その人が文句ばっかり言うようになっていたり、身だしなみや言動が雑になっていたりと「当時あった一生懸命さがなくなっていた」とすると、その人はもう恋愛強者ではないと思う。

青春と恋愛強者から学ぶ

これまでの話を考えると、憧れた青春に少し期待しすぎてしまった感が出てしまう。

しかし、青春を謳歌した人と恋愛強者から分かる恋愛における「その時その時を一生懸命に頑張る」事の重要性はすべての人間にとって朗報でもあると思う。

誰しも恋愛はしたいし、できる事ならばモテたく、幸せになりたい。

そんな恋愛において「一生懸命に頑張る事が重要」であるならば、私たちは皆、夢に向かって努力しようと思えるし、その夢を叶えるチャンスが皆平等にあると言える。

それならばこの自由恋愛の現代において、私たちがするべき事は「日々を懸命に生き、努力する事」であると私は思う。

最後に

こんな長々とした文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

恋愛は難しいものです。
色々経験してきた私が、何よりもそれを実感しています。
しかし、何が大切なのかは意外と、日常生活に潜んでいる些細な事なのかもしれないですね。

このnoteでは、私の過去や現在の経験をもとに、「恋愛」を中心に人生を豊かにする記事を投稿できたらいいなと思います。

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それではまた別の記事でお会いいたしましょう。
よい一日を！！