はじめに 本稿は、「私が、内田樹の著作を読むときのための総索引」として編集されている。したがって、当然ながら内田樹(あるいは内田樹に近接する人々)に偏重した内容になることが予想される。そして索引の特性上、私見が入り込む余地はほとんどなく、キーワードの取捨選択が筆者の仕事となる。 だが、内田樹の著作に精通する方からすれば、「説明が不十分である」や「内容に偏りがある」といったご指摘が予想される。その点に関しては、記事公開後にも、本文に随時加筆修正を加えてゆくので、どうかご容
はじめに本稿では、内田樹が帯文、あるいは推薦文を執筆した書籍、音楽、映画を発表年を基準に古いものから順に並べた。内田は、帯文(推薦文)に限っても、膨大な数を手掛けている。筆者の寡聞の及ぶ限り収集したが、不十分な点も多々あろうかと思う。今後も随時更新する予定ではあるが、至らぬ点については、読者諸氏からのご指摘を賜りたい。 2002 町山智浩『映画の見方がわかる本 『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで』 2004 山本浩二『ちきゅうぐるぐる』 2007 友野
要旨 本稿では、マイケル・ジャクソンのライブの本質について、1995年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでのパフォーマンスを取り上げて考察した。音楽家としてだけでなく、一人の人間としても窮地に立たされたマイケルが、如何にしてステージ上で復活を遂げたのか。その過程を追体験することで、稀代のアーティストの核心に迫りたい。 HIS STORY 2022年の今も、「マイケル・ジャクソン」という名を知らない人は少ないだろう。エルヴィス・プレスリーやビートルズを知らない人が多分