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⒎夫の愛用品とシンプルシモン

【今週の夫の日常日記】

初めての連日投稿です。
楽しみにしてる方もそうじゃない方も、2日連続の投稿は、僕なりに結構頑張っています。

さて、そんなことは置いておいて、僕は少し前から「PEN」という雑誌を定期購読しています。

月2回発行される男性向けのカルチャー・ライフスタイル誌です。毎号、あるテーマについて深く特集してくれるので、自分の知らない世界について教えてくれる大変有難い雑誌です。
取り扱ってくれるテーマも幅広く、「音楽」「古着」「時計」「お酒」「宗教」等々、大人の教養を扱ってくれています。

そんなPENですが、今月号の特集は「愛用品と、ともに」というテーマでした。芸能人やクリエイター、アーティストが愛用している品と、なぜ愛用しているのかが特集されていました。

愛用品に関するエピソードには、その人の人生観や価値観、生き方のようなものが反映されているようで、つい読み入ってしまいました。

そこで僕も、当然考えるわけであります。


僕の愛用品ってなんだろう??


言うまでもなく、今の僕の気持ちはPENの記者にインタビューされている気鋭クリエイターです。
情熱大陸で密着取材されている若手アーティストでも構いません。もちろんプロフェッショナルで、自身の仕事について語るミュージシャンでも、何ら問題はございません。

要するに僕は、PENという雑誌を読みながら、自分の人生観を語りたくなったのです!

さて。
とは言うものの、愛用品といってパッと思い当たるモノはございません。
高校生の頃に買って、今も着ている服、たまに被る帽子、穴が開きかけた靴下はありますが、残念ながら僕がアピールしたいのは物持ちの良さではありません。
それらは、当時安くて使いやすそうだから買っただけで、かつ何となく捨てるのが勿体なくて今も使っているというだけです。
経年劣化で魅力が増す革製品でもなければ、誰からプレゼントされた思い出の品でもありません。

僕はモノを通して人生を語る難しさに早くもぶち当たりました。
そもそも人生を語ろうとして、愛用品を探している時点で本末転倒のような気もしてきます。

愛用品があって、それに対する思い出を話したら自分の生き方が見えてきた、という流れだからこそカッコいいのです。

うーむ。思い悩んだ僕が、助けを求める先はいつだって妻です。


「妻さん。妻さんの愛用品ってなあに?」


僕は妻に尋ねました。

僕たちは新婚ラブラブ夫婦です。
「私の愛用品は夫ちゃんだよ!」なんてバカップルばりのやり取りが行われるものだろうと、頭の中で想像していると、思い悩んだ末に妻は言いました。


「BOSEのイヤホンかなぁ。」


うん、なんて実用的なんだ!!


それにイヤホン、ひいてはモノに対する拘りがあることもわかって結構良い回答かもしれない、、!

いや、待てよ。その前に「私の愛用品は夫ちゃんだよ!」という大喜利のような回答も、アレンジすれば、案外悪くないかもしれないぞ、、!

例えば僕と妻が老夫婦になったとき、「愛用品はありますか?」と聞かれたとします。


「今までの夫婦で過ごした時間です。」


なんて答えたら何だかかっこ良くないだろうか。

うむ、確かに悪くない。
だがしかし、です。


この答えには二つ問題がありました。

一つ目は「夫婦で過ごした時間が愛用品」なんて、一見カッコ良さげだけれど、やっぱり何を言っているのかよく分からない、という点です。

そしてもう一つの問題は、老夫婦になった僕らに対して「愛用品はありますか?」なんてインタビューしてくれる人は、たぶんいないという点です。



うむうむ、愛用品。なかなかお手厳しいではありませんか。

これから僕は、人生の一品を探す旅に出ます。
乞うご期待。。


【今週のハンドメイド紹介】

今回は妻が休みの日に使っているクラッチバッグを紹介します!

ご存知の方もいるかもしれませんが映画「シンプルシモン」のデザインです。
シンプルシモンが大好きな妻が映画のジャケットを真似して作ったようです。
※もろもろ抵触しているため、非売品です笑

ちなみに下に書かれている「FlKA」はスウェーデン語で「日々の仕事の手を休め、お喋りしたり休憩したりするために集うこと」日本語で言う「まったり」に近い言葉だそうです。

うむうむ!素敵です!

最後まで読んで頂きありがとうございます!頂きましたサポートは今後記事を書くためのお勉強代、もしくは、ハンドメイド作品の諸費用として使用させて頂きます!