例によってネタバレします。
これから見ようと思っている人は注意してください。

んー、なんだろう？(苦笑)
今まで個人的に僕の中にあったゲゲゲの鬼太郎のアニメのイメージ(4〜6期は見たことがある)とはまたかけ離れていて、犬神家の一族っぽい何かを鬼太郎の世界観でやった感じでした。
なんかもうただただ気持ち悪いというか、吐き気を催す邪悪というやつです

というか、転生願望のある悪役というのが既に食傷気味なんだよなあ…おバイオだけでも2回やったんだぜ？
しかし1番小さい男の子の孫になっていとこのお姉さんとあんなことやこんなことしたい願望は僕にもわかる。おねショタは良いものだ！(わかるなよ)

ほんでまあ主人公の水木にしても、
なんか良い人っぽく描かれてますけど、戦争体験と金持ちばかり得をして弱者は食い物にされるだけという世の中の不条理に馬鹿馬鹿しくなりつつも今回の騒動に巻き込まれたきっかけは出世欲に駆られての事なので、初対面の不審者だから仕方ないにしろゲゲ郎(と呼ばれている鬼太郎の父親だが、人間を拒絶しており本名はわからず仕舞い)に嘘をついたりとどこか打算的な所があり見る側の心境としては複雑な所があります。
というか
ヒロインぽい人が死んだ時にうおー！言ってましたけどそんなに好きだったの？わかんねえや

とまあ
冷めた目で見ればいいのか楽しく見ればいいのかよくわからなかった所がありますし、あれやこれや詰め込み過ぎてどこにフォーカスすれば良いのかよくわからなかった映画かな、と個人的には思いました。

バトルは楽しいです。良い所はそれだけかな。
個人的には6期でも鬼太郎顔負けの高出力指鉄砲を放つシーンがあったので、全盛期指鉄砲の出番を期待していたのですが、そんなものはない。
あとゲゲ郎が言うには妖怪は「見ようとしない者には見えない」んだそうです。
ふん、ふんふん。ジョジョランズにも同じこと書いてたわね？
でもまあ見てないのと見えないのは本人の意識下に無いと言う意味では一緒ですからね。柔軟な発想と広い視野を持って相手の気持ちを考えろと言うことだろうな。

お金持ちの一族もキャラが濃いのがあれやこれや出てくるのですけど
出番らしい出番も無いままにバッタバッタと死んでいきました。
麻呂は姪と契りたいぞよ！！(おめーなあ)
次女　ポチャっとしててだらしなくてエッッッッッッ
だが残念だったな、モズの早にえ(※モズという鳥の習性で、後で食べる為に虫やカエルなどの獲物を木の枝や有刺鉄線に突き刺すことがある)だ。あーれー。
そして三女　病的にげっそりしてて闇抱えてそうだけどなんかよくわからないまま死ぬ。
なんだ　なんだこりゃ？

わけがわからないよ(まどマギは見てません)

まー
後付けの前日譚なんてこんなもんです
散らかすだけ散らかして後片付けに追われて
…という話が、あったのかもしれないよ？で終わってしまうのが関の山です。

というか
無理に墓場鬼太郎の話につなげることもないからな？
鬼太郎ママの醜悪な外見に無理矢理持ってくんなら猫娘もバリカンで剃られる話があって良いような気がします。ブイーン

そんな気がします。

ほんでまあ謎のお薬が出てきたらおバイオ好きとしては

みたいなもんを期待してしまうじゃ無いですか。
押すなよ！？みたいな様式美です。
いかん！奴をパワーアップをさせてまった！！

とか、

ないんだな、それが。

とりあえず、ここがまず一つの減点対象ですし

それと
明らかにねずみ男にしか見えないキャラクターがいるのですが、鬼太郎の父親とは過去に面識があったのですがどういう関係だったのかもよくわかりませんし
ピンチに駆けつけてくれるかと思いきや別にそんなわけでもありません。

まあ色々言いたいことはあるんだけど
一族をご先祖様と解釈して良いものか？血の繋がりはあるのか？いやあるのか
でも生き残りが2人だろ
そしたらこっちも近親相姦やん

うげー

とまあ、色々理解が追いつかずどう反応していいやら鬼太郎歴半年の僕にはよくわかりませんでした。

お化けは死なないー
言うてますけど当たり前に死にますからねこいつら(歌詞は歌詞だよ)
が、強引に解釈すれば死を超越した今回の悪役はお化けと言う他ないのかもしれんがな。

とりあえず面白いかどうかは各自決めてくださいな。