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令和6年4月19日の昼飯


本日、食したカップラーメンはこちら!

エースコック
「旨 長崎あごだしうどん」

だぁぁぁぁぁぁ!


早速! いただきます!

「あごだし」といってもアントニオ猪木や吉本の辻本さんではございません。
そう、トビウオの事です。
ググってみると、トビウオは「あごが落ちるほど美味しい」ということでついたようです。

が……

そこまで、おいしい?
味覚音痴の私からすると……あんまり変わらんような気が……
だって……先ほどから鏡を何度も見ても、アゴの形はいつものままなのです……
「猪木になってないやんけ!」

まぁ、このカップ麺、アゴだし粉末よりもカツオだし粉末の方が多く含まれているのだから仕方のない事。
だからなのか、妙に野球がやりたくなっちゃいますwww
「お~い! 中島! 野球やろうぜwww」
本当に今日は天気がいいwww

ということで、今日は「猪木」つながりのお話を。

 そんなタカトの悩みを知ってか知らずか、クロトは一つのボロイ店の正面に大きく開け広げられた入り口の敷居をまたいだ。
「こんばんは! 立花のオヤッサンはいる?」

 タカトが見上げる先には傾く錆びた看板……
 も!もしかして!
 これは!
 初代仮面ライダーにおいて本郷猛や滝和也とともにライダー達が愛用するサイクロンを開発したというあの伝説の立花藤兵衛の店なのだろうか?
 もう、字すら消えかかってハッキリと読むことができないが、おそらくそれは……
 『立花ハイクショップ』

 タカトはそっと入口のそばから中をのぞいた。
 広々とした土間には無造作に融合加工の工具が散らばっている。
 しかも、壁や机などいたるところが黒ずんだオイルで汚れているのだ。
 ――あれ……なんか見たことがあるような……
 タカトが何やら懐かしい気持ちに浸っていると、さらにその後ろから覗きこんだビン子が一言。
「汚いわね……まるで、タカトの部屋じゃない!」
 そう、タカトが懐かしいと思ったのは、自分の部屋に雰囲気が似ていたからなのだろう。
 ということは、ココで融合加工の道具作りをしているのは間違いないようだ。

「おかえり! クロちゃん!」
 部屋の奥にゴミのように積みあがった段ボールの山の影からジャージ姿の男が一人、ヒョコッリと顔を出すとクロトに笑いかけてきた。
 その顔は日に焼けて真っ黒、しかも、さらにススや油で黒ずんでいるものだから、松崎しげるよりも黒々しかった。
「ねえ! ちょっと!見てみてよ! 俺の作った! サイクロン!」
 ダンボールの山からダンボールで作ったゴミのような塊を担ぎ上げてに屈託なく笑う顔は、まるで少年のようなオッサン。
 そのにこやかにはにかむ笑顔から見える白い歯はまるで太陽のようにひかり輝いていた。
 キラン! シャインビーム!
 ま! まぶしいwww
「タケシさんwwwそのサイクロン、融合加工じゃなくて、ダンボールをただガムテープでつないだだけだからwww」
 そう、先ほどから社員シャインビームをまき散らしているこの男、ハイクショップの社員である本郷田ほんごうだタケシという男であった。
 だが、そんな飛び散る光をクロトはそこらへんに落ちていた鏡で適当に反射させながらあたりをキョロキョロと見まわしていた。
「ところで、タケシさん、さっきから立花のオヤッサンの姿が見えないんだけど……」
「オヤッサンなら! トウっ!」
 タケシはダンボールの山からジャンプして飛び出すとクルリ一回転!
 そして、着地とともに無駄にオーバーアクションでポーズを決めると、サッと店の外のとある方向を指さしたのであった。
「当然! あそこだ!」
 ああwwwもう、見ているだけで暑苦しいwww
 その様子を外から見ていたタカトなどは、ついついその熱気に押し切られ、無意識のうちにその指さす方向へと振り返ってしまったほどだった。
 やはり!恐るべし! 仮面ダレダー48の必殺技うちの一つ『あっ!ちむいてホイ』!
 だが、その指先にあるのは汚い街並み。
 いったい何があるのやらタカトには、さっぱり分からない。
 しかし、クロトはその言葉で理解したようで、半ば呆れたような笑みを浮かべているではないか。
「また、立花のオヤッサン。地下闘技場ですかwww」
「そうだ! オヤッサン! 今日は必ず勝ってくるって言ってたぞ!」
 なに? 勝ってくるということは、クロトが言っているオヤッサンとは地下闘技場に参加するファイターか何かなのだろうか?
 タカトとビン子は二人そろって、入り口の影で頭を悩ませていた。

「だいたい、オヤッサン、勝ったためしないでしょうwwww」
「そうなんだ! オヤッサン! 大穴狙いでチャンピオンのゴンカレエの対戦相手にばかりかけるからな! 今まで全敗だ! ワハハハハハ!」
 って、オヤッサンは博打うちの方かよwwww

 そんな時であった……
 一人の老人がブツブツと何やら呟きながら店の中にフラフラと入ってきたではないか。
「夜が更けて 債鬼さいきからフケて 余がヨガファイヤー」
 そう、この老人、この立花ハイクショップのオーナーである立花どん兵衛その人であった。
 そして、いきなり店の中心で気が狂ったかのように踊り始めたではないかw
「ファイヤァァァァぁ! ファイヤァァァァぁ! 火の車じゃぁぁあっぁ!」

 飽きれた様子のクロトが、仕方なさそうに声をかけた。
「オヤッサン……その様子だと、今日も負けたんですね……」
「ファイヤァァァァぁ! ファイヤァァァァぁ! ファイヤーフライ! ワシの人生! 蛍の光! ほ~た~るのぉ~ひ~か~ぁり~♪」
「で……いくら負けたんですか?」
 ニヤリwww
「クロト君! ワシは別に君に恵んでもらおうと思っているわけではないのだよ!」
「はいはい……」
「だが、君が今、ワシが詠んだこの俳句を買いたいというのであれば、金貨1枚でどうだろうか?」
「オヤッサン……それ、季語がないので川柳ですって……」
「馬鹿もーーーーん! 川柳も俳句も歌を詠む心は同じじゃ! これじゃから道具作りしかできん無粋もんはつまらんのよ!」
 クロトが仕方なそうに財布から金貨一枚とりだした。
 おそらく、それは先ほどもらった融合加工の道具コンテストの優勝賞金。
 そんな金貨一枚を惜しげもなく突き出したのだ。
 もしかして、クロトって金持ち?
 一方、どん兵衛は恥ずかし気もなく、クロトの手からその金貨をパッと取り上げると、今度は喜びの舞を舞い始めた。
「クロトから! 金貨一枚! ゲットだぜ! これで明日も 地下闘技場!」
「だから……オヤッサン……季語が無いですって」
「馬鹿もーーーーん! これは5・7・5・7・7じゃから短歌じゃ! だから季語は必要ないんだよ~ん!」

 店の中でそんなバカ騒ぎが繰り広げられている時であった、入り口の影に隠れていたタカトとビン子の後ろから一人の女の怒鳴る声が近づいてきた。
「なんだこのクセエ匂いは! 糞か! クソっ!」
 タケシ同様にこの女もかなり黒いwwwだが、黒髪のタケシと違って金髪ツインテールにはウサちゃんのリボン。
 一見するとガキっぽいのだが、その胸はかなり大きく成長しているようで、タカトとビン子などはその胸にくぎ付けになっていた。
 というのも、彼女が身に着けているのはダボダボのテイシャツと下着かと思うほど短いショートパンツだったのだ。
 これは!かなりエロイ! byタカト
 というか、このガキ! ダボダボのティシャツの上からでもはっきりとわかるほどのかなりの巨乳! 巨乳は敵だ! 敵なのよ! byビン子
「なんで店の前にあんなクセエ奴らがいやがんだよ! おかげでせっかくいい気分で出社してきてやったのに台無しじゃねえかよ! クソっ!」
 そして、匂いの元凶たるタカトとビン子を睨みつけながらズカズカとハイクショップの中へと入っていったのである。
 店の中にいたクロトと立花は、このクソクソいう女を見るなり明るい声をかけた。
「今ごろ出社ですかwww鰐川わにがわさんwwww」
「今日も遅刻だぞ! ルリ子!」
 そして、なぜかタケシはアゴを突き出し猪木顔で大きな声をかける。
「今日も元気ですかぁぁぁぁぁ! ルリ子さん! 元気が一番!」 
 そう、この女の名は鰐川わにがわルリ子、このハイクショップの事務員である。
「うるせえよ! 糞タケシっ!」
 ちなみに、今の時刻は夜の8時59分。
 そして、ハイクショップの営業時間は一応、夜の9時までとなっているwwww
 ギリギリセーフ!

 でもって9時1分、すでに帰り支度を整えたルリ子は仕事終了のタイムカードを押そうとしていた。
「で、あの入り口のクソどもは何なんだよ! クソ! クソ! クソ!」
 だが、漂白剤5箱とクエン酸洗剤5袋、そして、石鹸5個を両手に抱えているせいで、どうにもタイムカードがレコーダーの口にうまく入らないのだ。
 というか、出社した理由は、これらのモノを職場からガメて持って帰ることだったらしい。
「クソ! クソ! クソ!」
 ついに、ルリ子のイライラはついに頂点に達したようで、
「このクソ野郎が!」
 ガシャン!
 回し蹴りで思いっきりタイムレコーダーを蹴り飛ばした。
 そのタイムレコーダーはまっすぐに本郷田ほんごうだタケシに!
「元気があれば何でもできる! いくぞー! 1! 2! 3! だぁーーー!!」
 ばきっ!
 大きく手を突き上げているタケシの顔面にクリーンヒット!
 タケシの顔面は粉々に砕け散るタイムレコーダーとともにも砕け散っていたwww
 吹き飛ぶ黒い巨体!
 大きくさけるタケシの額!
 飛び散る鮮血が店の中を赤く染めていく!
 

 第630話 立花ハイクショップ(1) より

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