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令和4年2月22日の昼飯

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本日、食したカップラーメンはこちら!

明星
濃厚醤油&ブラックペッパー
牛骨らぁ麺 マタドール
×
まぜそば専門 闘牛脂
W監修
「富山ブラック風 牛まぜそば」

だぁぁぁぁぁぁ!

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早速! いただきます!
辛い! コショウの辛さがズンと来る!

しかし、まぁコショウの味がすごいこと!
というか、ほとんどコショウの味!
まぁ、コショウ好きの私としては、いいのであるが。

しかしである。

ほんとに……
日本語って、なんで「辛さ」の表現が乏しいんでしょうね。

辛いのにも塩、唐辛子、からし、ワサビ、コショウなどなどいろいろあるのに
全部「辛い」で表現しないといけない。

まぁ、たしかに塩辛いとか、若干の変化はありますけど……
なかなか味をつたえるのは難しい。

そこで役に立つのがオトマトぺ!

ズンと鼻に来る辛さ!
ドンと殴られるような辛さ!
デンと尻餅をつくような辛さ!

うーん、全くもって伝わらん!

ということで、今日は「デン」つながりのお話を

俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク10+なろう35合計45万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。

 いつしか観衆たちは無数の魔装騎兵によって取り囲まれていたのであった。

 人々の恐怖はさらに増大した。
 あの少年のように自分たちも殺されるのではないだろうか?
 このままここにいたら殺される。
 逃げなければ……
 だが、逃げれば魔装騎兵に殺される……
 どうしたらいいんだ……
 怖い……
 怖い……
 怖い……

 会場は、もはやパニックになる寸前であった。

 そんな雰囲気をセレスティーノは、力づくで抑え込む。
「この騎士変更は王の意思である! 異を唱えるものは、王への叛意である! 王へ忠誠を示せ! 我が王に!」

 すなわち、アルテラではなく王へ忠誠を示せと言うのだ。

 人々は静かに膝まづく。
 それは波のように、観衆は膝まづいていった。
 会場は、静かな湖面のように平静を取り戻していた。

「よって、アルテラは第六の騎士である!」

 冷静となった人々は、その複雑な思いとは裏腹に、深々と頭を下げた。

「さぁ、式典はここまでだ!」
 そんな雰囲気を察したのか、セレスティーノ声はあからさまに明るくなった。

「この後は、宴を用意しているぞ。皆で亡くなった英雄たちを送ろうではないか!」
 セレスティーノは壇上で大きく手を広げ、観衆に呼びかけた。

 それに応じるかのように観衆から歓声が上がった。

 ――さすがはイケメンアイドルの私!
 ステージの中心で、まさに主役のように注目を浴びるセレスティーノはその歓声に気を良くしていた。
 
「今日はこのイケメンアイドル セレスティーノ以外にもトップアイドルが来ているぞぉぉぉ!」
 会場がその声にどよめいた。

 おいおい! トップアイドルだってよ!
 トップアイドルって言ったら、アイナちゃんだろ!
 今、世間をにぎわしているアイナちゃん以外にトップアイドルなんてありえない!

 会場内のだれしもが、そう思った。

 歌姫アイナの美声を聞いてみたい。
 アイナのはじけるような美貌を見てみたい。
 男どもはそう思って鼻の下を伸ばした。
 女たちもまた、アイナに憧れ、アイドルになりたいと思っている者も少なくない。

 興奮に陥った客席が、今か今かとそのトップアイドルの登場を待ちわびていた。

 満を持して、セレスティーノが呼び声を上げる。
「それではお呼びしよう! おでん組の三人! コンニャ! スージー! 玉五郎! 」

 な!・ん!・だ!・と!

 観客席が一瞬、静寂に包まれた。

 だが、その一刹那、会場に割れんばかりのブーイング沸き起こる!

 帰れ!
 帰れ!
 帰れコールがこだまする!

 よほど男性アイドルユニットおでん組とは人気がないのだろう

 噴飯《ふんぱん》の声とともに人々が投げた石がステージの上に雨のように降ってくる。
 それは、先ほどのアルテラの騒動の時よりもひどい状態だ。

「なんでアイナは人気者で、うちのおでん組は不人気なんや!」
 脇に控えていた60歳頃の女が、その様子を見ながら悔しそうにハンカチを噛んでいた。
「れもこれもあの女! 金蔵《かねくら》座久夜《さくや》のせいや!」
 この女、名前をペンハーン=ルイデキワ。
 おでん組のプロデューサーにして、第一の門の輸送部隊であるモンガの母である。
「今にみとれあのアマァ!」

 ステージの上のセレスティーノは腕をふり懸命に叫んでいた。
「石を投げないでください!」
 おでん組の三人の背を押し舞台袖へと下がらせていく。
 ――やっぱり私以上のトップアイドルはこの世に存在しないもんな!

 ステージ下で赤の魔装騎兵が鼻で笑っていた。
 ――愚か者が……
 泣きぼくろが目立つ赤色の美しい目は、血を流し倒れていた少年の首根っこを掴み上げると、舞台袖へと引きずりながら消えていった。

第135話 慰霊祭(4)より


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