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【高校野球】坊主をやめることができない高校もある

ここ数年、高校の硬式野球において坊主にしない学校が増えています。
今年の甲子園大会で優勝した慶應高校もその最たる例と言っていいでしょう。
部活単位で坊主にすることがない慶應が優勝したのですから、これからは坊主をやめる高校が増えていく必須というのは多くの人が予想していることだと思います。

上記のような流れは間違いないと思いますが、その一方、私立の強豪校は坊主をやめないのではないかと私は思います。
なぜなら、彼らは高校生活を野球に捧げているので、坊主にすることも当然だと考えているから。
坊主にすることがある種の「常識」となってしまっているんですよね。

生活の中心を野球に置き、甲子園優勝、そしてプロ野球選手を目指す高校生からしたら、髪型を自由にして練習量を落とすというのはありえないと考えているのではないでしょうか。
強豪の私立高校にはそのような多数生徒が集まっているのですから、これまでの「常識」を簡単にやめるというのはかなり難しいはず。

いきなり監督が「明日から髪型は自由です!練習量も個人の判断に委ねます!練習時間も少なくします!」みたいなことを言い出したら本気で甲子園優勝を目指している野球部の生徒は拍子抜けしてしまい、混乱すると思います。
野球強豪校の野球部員にとっては「坊主」、「圧倒的な練習量」、「生活を野球に捧げる」というのは当然のことなのです。
にもかかわらず、当然とされてきたことを急に止めるというのはこれまでの価値観が揺らいでしまうのでかなり難しい。

したがって、坊主をやめる高校は増えつつも、強豪校は維持していくことでしょう。
それがいいのか悪いのかを論ずるのはなかなか難しいですが、完全に「髪型自由」になることはないのかなぁと私は思います。

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