Jリーグはわかりませんが、プロ野球ではファンが選手に対してブーイングをすることがしばしばあります。
最近（昨日）では、西武ライオンズからソフトバンクホークスに移籍した山川穂高選手がブーイングをされていました。

ブーイングをされた理由はおそらく、他球団に移籍して「裏切者」とみなされたからでしょう。
山川は満塁ホームランを2本打つという快挙を成し遂げたにもかかわらず、ブーイングクソ野郎境界知能マンは大ブーイング。

自分が応援しているチームの選手でもそうでなくても、良いパフォーマンスを発揮したらしっかりと評価すべきなのに、ブーイングマン（以下「ブーイング」と打つのが面倒なのでmob）はとにかくブーイングをしないと気が済まない。
その光景を見て、本当にmobどもは「恥ずかしい人」たちだなと感じました。

mobの思考構造はおそらく「終身雇用」なのだと思います。
つまり一つの組織でコツコツと勤め上げることが正しいという認識を持っている。
そういう意味では山川は「裏切り」行為をしたので、mobにとっては不愉快だった。
だから、ブーイングという行為を通じて「お前のやったことは間違っている」とスタンスを表明した。

当然ですが、働く側の人間が、より良い待遇や自分に合った環境に移籍するのは何ら悪いことではありません。
これは個人事業主であるプロ野球選手に限ったことではなく、普通の労働者であっても、自分を高く評価してくれる会社へ転職するのは今ではスタンダードになっています。
だから山川の選択肢は何も間違っていない（女性問題などいろいろあったが）。
いや、仮に移籍するという選択が「良くないこと」だったとしても、ブーイングをするのは度が過ぎている。

加えて、mob野郎は「悪いことをするのはカッコいい」的な厨二病的な考えを持っているように思います。
いい年こいた大人がもしそう思っているとしたら、まさに「遅れてきた反抗期」。
恥ずかしぎる…。
悪いことをするのはカッコいいと思っているから、ブーイングをすることで自分のかっこよさを高めようとしている。
そして、試合が終わった後は居酒屋などで「裏切者の山川が満塁HR打つとかマジでうぜえよなwwwww俺、ブーイングしてやったわwwww」と誇らしげに武勇伝を語る。
本当にダサいし、恥ずかしい。

プロ野球は日本においては関心度が高いので、選手が時に批判されるのは仕方のないこと。
けれども、人生をかけて必死にプレーしている選手に対して、クソみたいな理由をつけてブーイングをするのは恥ずべき行為です。

上記のようなmobが少なくなることを願うばかりです。