見出し画像

#29 5年理科「もののとけ方」④

授業の導入は大切。
こんなことは学校の先生になって一番初めに教わることの一つです。
なんなら先生になる前から知っているよという話です。

ですが、今日改めてそのことを感じたので、もう一度自分に言い聞かせるつもりで書きます。

もののとけ方の学習で、ミョウバンは水の温度が上がると、とける量が増えることを学習します。
今日はその次の時間だったのですが、ミョウバンのとけた水溶液からミョウバンを取り出すためにはどうするかを考え、冷ましたら取り出せるのではないかという実験をしました。

その前にとけなかったミョウバンのつぶを取り除くためにろ過をします。
ろ過したミョウバンの水溶液とろ過した食塩水を冷やし、つぶを取り出せるか確かめます。

ミョウバンのつぶを取り出すことができると、おー!となっている子もいましたが、全体的に反応がイマイチなまま授業を終えてしまいました。

ふりかえってみると、今日の実験は自分ごとになっていなかったんだろうなと思います。
なぜミョウバンを取り出すのだろう?
何のためにろ過するんだろう?
何を確かめる実験なんだろう?
そんな思いのまま、実験をさせられている状態の子もいたかもしれません。

たしかに今日は作業も多いし、再びミョウバンが出てくる驚きもあるだろうと思い、導入がおろそかになっていたのではないかと思います。

僕たちにとっては知っている現象も、子どもたちにとっては初めて経験することです。
もっと魅力ある出会い方をさせてあげたらよかったなと感じています。
#反省

課題との出会い方が変われば、やってみたいとなるし、そうなるとそのための方法を考えるのにも力が入るはずです。
まだこうやったら面白くなるだろうというアイデアは思い浮かんでいませんが、次のクラスが明日授業があるので、そこまでに考えたいと思います。

このように反省をいかしながら授業をよりよくしていこうとできるのは専科のいいところです。
小さなことでも自分の力を高めていき、今日のクラスにはまた別の形で返していけたらと思います。

ということで、今日は改めて授業の導入は大切だなと感じたお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?