pentagon@元バリスタ

元バリスタです。いまはIT企業で働きながら、毎朝コーヒーを淹れています。 大学院で研究…

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元バリスタです。いまはIT企業で働きながら、毎朝コーヒーを淹れています。 大学院で研究をしながら、バリスタとして働いていました。科学的なアプローチを好みます。 週末はコーヒースタンドを巡ることが習慣となっており、最近100店舗を超えました。

最近の記事

コーヒーの「香り」がもたらす脳への効能

お久しぶりの投稿です。 今回は、コーヒーの「香り」についてお話したいと思います。 皆さんコーヒーを飲むときに香りを楽しんでいますか? 深煎りのコーヒー豆からは、スモーキーな香りやダークチョコレートな香りがしたり、浅煎りのコーヒー豆からフローラルな香り、シトラス系の香りなど様々な香りが楽しめると思います。 この香りがコーヒーを味わうときに非常に重要となるのはもちろん体感されていると思いますが、実は香りは脳への効能にも違いがあるのはご存知でしたか? 1. 「香り」がもたらす脳

    • 気にしないコーヒー

      久しぶりの投稿です。 社会人となるための論文を書いておりました。その論文も発表が終わり、無事提出ができそうです。 ここ2か月は忙しい日々が続いていました。 とはいえ、日課であるコーヒーを淹れることは毎日続けていました。 忙しかった2か月の間には、もはやコーヒーの抽出時間を測っていないことがしばしばありました。 今日はそんなコーヒーの抽出時間についてお話します。 ちゃんとしたコーヒー皆さんはコーヒーを淹れるとき、どうやって淹れてますか? ドリップ、コーヒープレス、ネスプ

      • モカとモカ、そしてモカ

        このタイトルを見て、皆さん何を想像しますか? モカ。 僕はこの時点で「モカ」を見過ぎて、ゲシュタルト崩壊が起きていきました。 さて、今回はモカの話をします。 カタカナでモカと書くと、1通りしか書き方がありません。 しかし、これを英語に直すと、意味が増えます。 今回は、そんなモカについてのお話です。 Mocha, mocha or moka? 上の3つの言葉を日本語で表現すると、すべて「モカ」です。 しかし、英語で見た場合、すべて意味が異なります。 これから1つずつ

        • エチオピアのコーヒー豆のこと。Heirloomの歴史。

          今週はエチオピアについて。 noteのコンテンツは、いつもその時の思いつきです。 つい昨日の出来事なんですが、ドイツからコーヒー豆が届きました。 最近は海外のロースターにも手を伸ばしています。 今回は、SLURPというサブスクを利用して、コーヒー豆を注文しました。このサブスクがお得なんです。なんとコーヒー豆200gが送料込で2000円! 海外からの送料のことを踏まえると、お得すぎます。 フィンランドやドイツといった欧州を代表するロースターの豆が、毎月届くサービスなので、ぜ

        コーヒーの「香り」がもたらす脳への効能

          スタバでは定番!最近なにかと話題のaged coffeeのお話

          こんにちは。学生しながら、毎日コーヒー淹れてます。 最近の飲んでるコーヒー豆は、表参道のCOFFEE MAMEYAで取り扱っているエチオピアのウォッシュド(水洗式)のオールドクロップ(1年前収穫)です。 コーヒー豆は鮮度が命なのでオールドクロップのものは、お米と一緒で1年前のものなどは風味が劣化します。 しかし、このエチオピアは酸がまろやかになり、しっとりとした甘みのついたコーヒー豆でした! さて、今回はそんなコーヒー豆と鮮度のお話です。 だいたいのコーヒー豆は鮮度が命なの

          スタバでは定番!最近なにかと話題のaged coffeeのお話

          コーヒー豆のDegassingについて調べたら、おもしろすぎた

          みなさん、こんにちは。 毎日コーヒー淹れてます。今日は、コスタリカのブラックハニーを飲みました。 今日はいつもよりゆっくりと、えぐみが出ないギリギリの、甘みが引き立つ淹れ方をしました。 ナチュラルに近い、果実感の感じる甘みが出ました。 コーヒー豆をDegassing!? さて、今日はコーヒーのDegassingについてです。 Degassing?? なんだそれとなりますよね。笑 Degassingを分解してみると。 De + gassing (取り除く + ガス)

          コーヒー豆のDegassingについて調べたら、おもしろすぎた

          Honey Processという名の加工法

          こんにちは。 久しぶりの投稿になります。 先日のコスタリカのブラックハニーという加工法をしているコーヒー豆を購入しました。 試飲したとき、浅煎りなのにしっかりした甘みがあって、長い余韻が残るギャップに感動して、購入を決めました。 そこで今回はこのブラックハニーに関連するハニープロセス(Honey Process)というコーヒー豆の加工法について、noteに記したいと思います。 ハニープロセスってなに?みなさんはハニープロセスって聞いたことありますか? これはコーヒー豆を

          Honey Processという名の加工法

          ドリップの抽出比率(ブリューレシオ : brew ratio)

          こんばんは。 本日は、ドリップにおける抽出比率についてお話したいと思います。 コーヒーの99%は水分です。 ドリップにおける抽出比率とは、水とコーヒー豆の比率のことです。 例えば、コーヒー豆:水が、1:3の関係なら、コーヒー豆5g : 水15g ですね。 おいしいコーヒーを淹れるためには、この比率が重要になってきます。 今回は、この抽出比率(以下 ratio)についてお話します。 ハンドドリップのratio皆さんは、ドリップするときに抽出比率を考えて淹れていますか?

          ドリップの抽出比率(ブリューレシオ : brew ratio)

          ハンドドリップの注湯方法

          このnoteでは、ハンドドリップの際のお湯の注ぎ方について説明します。 具体的には、お湯を「連続的に注ぐ場合」と「断続的に注ぐ場合」でどのような影響が出るかについて説明しようと思います。 ハンドドリップの注湯方法ハンドドリップをするとき、どのようにお湯を注いでいますか? 大きく分けると2つの方法があります。 ・連続注湯(Continuous Pouring) ・分散注湯(Pulse Pouring) 名前の通りになるんですけど、連続して注ぎ続けるか、ちょっとずつ注ぐかの違

          ハンドドリップの注湯方法