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さよなら「おつう」さん、また会う日まで。

2019年8月31日(土)15:30、愛猫「おつう」が永遠の旅路についた。享年15歳♀

今週に入り、何か様子がおかしいと気がつき、金曜日の夕方に動物病院に電話し、土曜日の午後3時からの病院予約が取れた。何か胸騒ぎがあった。土曜日、病院に連れて行く準備を始めていると、容態の急変であった。死期を悟っていたのか、昨日からトイレの奥にこもっていたのでそっとしておいたが、様子がおかしいと気がついた時には、もう、視力もなくなり、ぐったりとして、苦しそうな呼吸であった。リビング床に寝かせて介抱を始めてから1時間半後に息を引き取った。その瞬間、瞳孔が開いて瞳が揺らめいた。4年前に12歳で亡くなったムサシ君を私の腕の中で看取って以来の愛猫との死に直面する出来事であった。生涯忘れ得ない記憶になるだろう。人間で言えば80歳くらいに該当するらしい。寿命と思えば幾分救われる気持ちになる。

もっと早く病院に連れて行っておけば救えたに違いない、という自責の念にかられて、心が張り裂けそうになる。タイムマシンがあれば、という気分だが、もう取り返しは付かない。果たして今回のペットロスを乗り越えていけるだろうか。

おつうとの出会いは偶然であった。

2005年の事、事務所のスタッフが、近所のコンビニで弱った野良猫を見かけたのがはじまり。妊娠しているようで、コンビニの脇にへたりこんでいるという。

同じコンビニで一年前に野良猫を保護したばかりで、二匹目を飼育するのは躊躇があったが、命に関わるという状況で、慌てて確保した。動物病院に連れて行き、母体の安全を考えて、堕胎し、我が家の猫となった。ムサシ君の妹という事になる。

確保した時に1歳くらいと考えると、約15年の生涯を終えた事になる。

華奢な体で天真爛漫、屈託のない性格。慢性鼻炎を患っていたが、無邪気な姿に随分と癒しをもらった。

小次郎君と一緒に沖縄に連れて来た時、航空便で大変だったのに、ケロッとした様子に救われた。小次郎君は人間不振のようになり、しばらく引きこもった。

2年前に猫エイズ陽性という事がわかり、原因不明の顔面の腫れ、重度の皮膚炎、など、いくつかの危機があり、医者にも治りませんと見放されたけど、奇跡の回復を見せてくれた。

私と過ごした14年間。愛を与えてくれてありがとう。私はおつうさんに何を与えられただろうか。

偶然の出会いから家族になり、いろんな偶然の出来事を一緒に体験して来た。

おつうさん、天国でまた会いましょう。出来ることなら、天国で先に行って待っている、ムサシ君、コジコ、そして、これまでに私と過ごした猫達に囲まれて、平安な日々を過ごしたい。そんな思いにかられるのだった。

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