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ゆるゆる働くのは後ろめたいことじゃない

「ゆるい働き方で本当にいいのだろうか?」
「稼いでなくてすいません」
時間や体力がままならない時ほど、この思考にはまる気がする。
んで、時間や体力がある程度自由にできるようになると「いや別に悪くないでしょ」って思えるようになる。

なんですかね。焦ってるってことなんかな。

私の場合、未就園児がいて夫が在宅勤務をしていなかった頃は
しょっちゅう後ろめたさと戦っていた。
むしろその頃こそゆるゆる働くべきだろって感じなのにね。

でもこれって、私に限ったことじゃなくて、周りも似たような感じだったなと思う。
「子供を見ながら仕事ができる」「ママだけど稼げる」みたいな、当時もこれ流行りなんかなぁと思いながらママ起業の波を見ていた。

起業じゃなくても、「育休のうちにレベルアップしないと!!」って勉強しまくるママさんとか。
根っこはとても近しいものだと思う。

「ゆるゆる働く」ことに対する後ろめたさは、その人の価値観だとか夫婦や育ってきた家族観だとかいろんなものが絡み合っている。

時間と体力がままならなかった頃、実業家の男性が「小さくとも事業をするなら、ガンガン稼がなきゃだめだ!」ってよく言っていたんだけど、私は「そうですねぇ。でも、今じゃない」って思ってた。
なかには「稼がなきゃ!」ってスイッチいれる人もたくさんいたのだけど、私は「今は子育てもしたいし、そこまで頑張れないなぁ」とたまに言っていた。そんで稼ぎたい人たち(特に女性)から冷ややかに、というか意識低いわ~みたいな目で見られていた思い出。懐かしいな。。。

それから数年。
その実業家の男性は主夫を兼任することになり「子育てや家事やってたら、ガツガツ稼ぐの無理だね!子育てめっちゃ楽しい!でも同じくらい腹も立つ!(笑)」と元気に笑っていた。

ガツガツ働いたり勉強したりして生きていくことが「良い」わけじゃないんだよね。
ゆるゆるでいることの価値が低いわけじゃない。
仕事の質は、働き方の違いに出るわけじゃない。

ふと。
時間と体力に余裕ができた今でも、私はゆるく働いている。
仕事はゆるくないけど、ガチガチに働きたくないのでゆるくやっている。
この数年で思ったことだけど、ガチガチに働くと色んな余裕がなくなってよくない。向き不向きなんだろうねぇ。

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