ピープルフライドストーリー (47) 4コマ漫画原案 その他

【作者コメント: …前回、サンデーヒットパレードと記述していましたが、サンデーヒットパラダイスの間違いです。訂正します。さらに、東京で3時間の放送であるかは…確証出来ていません…、というか、間違いかもしれません。】

……………………………第47回

    4コマ漫画原案 その他

           by  三毛乱

 X月X日
 神田財務副大臣が、4回も差し押さえを喰らった事がバレて辞任しましたが、それで4コマ漫画(…あるいは、4コマ紙芝居か寸劇か…)の原案が出来ました。皆さんには絵柄を想像して下さる事をお願いします。

●1コマ目
 テレビのニュース番組を見ながら、家の中で父親と母親と子供が食事をしている。テレビでは、神田財務副大臣の辞任を報道している。
父親「全くどうなっているのかねぇ。笑っていいものかどうかも判らないくらい、国民を呆れさせるニュースだよなぁ。4回の財産差し押さえを喰らってたような財務副大臣がいたとはねぇ」

●2コマ目
母親「本当だよねぇ。なん人も政務関係者がすぐに辞めたりして、こんな国にしたのは誰に責任あるのかねぇ。こんな人は納税などで悲鳴を上げてる庶民の事なんか判らないだろうねぇ」
子供「ホント、こんな人が財務副大臣になってたりするんだから、この国は嘆かわしいくらいに平和ボケで狂ってるんだよね」
父親「そうだ、全く、そうだな、世の中は狂ってる。庶民の悲鳴が届かないなんて世の中は狂ってんだ」

●3コマ目
 家の玄関ドアのチャイムの音が響く。
父親「おっ、誰が来たんだ? お前出てくれ」
母親「誰だろ」
 ドアを開けに行く。

●4コマ目
 玄関ドアが開けられ、大勢の男達がどどどっと入って来る。
男達の一人「裁判所の者です。今から、財産差し押さえの9回目を執り行います!」
 母親はふらふらと後退り、立った父親と子供へと近づく。三人は集まって悲鳴を上げた。
父親母親子供「ギィエエーー!」

                終

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 X月X日
 その他、…
 関係ないが、現時点の地上波の民放のテレビドラマでは、「今日からヒットマン」(…相葉雅紀のキャスティングは悪くない…)「ブラックファミリア」(…いい意味で韓国映画・ドラマっぽいのが…良い)「トクメイ」(…低視聴率みたいらしいけど…)などが気にいっている。喰わず嫌いだった「ミタゾノ…」も面白く感じている今日この頃である。NHKでは「ブギウギ」だが、主人公がステージで歌う場面の声がアテレコっぽいのが唯一の欠点の様に感じられるくらいかな、である。
 (増田貴久の「ギフテッド」を今年半ばに3回程見た記憶があるが、なんかキャスティングミスなんじゃないかぁと勝手に思っていたが、ジャニーズの魂は永遠に不滅でーす、みたいな発言をしたらしい。それが本当なら、相当に平和ボケしている人物だったのだと思う。カッコイイと思って歓声を上げたファンもいるらしいが、それもまた平和ボケの人のなせる思考と言うべきか。他の国々からどう見られているかの視点がほとんどないのかも知れない……)

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 X月X日
 DVDで映画「哭悲(こくひ)」を観る。監督は台湾在住のカナダ人だそうである。韓国映画の「新感染ファイナルエキスプレス」は撮影現場に参加したかったと思えた(ある意味、快感のある、誰にでもお薦めしたくなるような)ゾンビホラー映画だったが、「哭悲」は現場は遠慮したいスプラッターホラー映画でした。快感は少なめだが、でも記憶に強く残る(ある意味、良く出来た、まぁ女性にはお薦めしにくい)映画だった。
 (今年見たホラー映画のDVDでは「X」が一番印印象深い作品だったと思う…)

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 X月X日
 その他、…
 DVDでの「ヌーのコインロッカーは使用禁止」を観る。
 光っている主演女優の古川藍の他の作品の演技も見たくなった。
 (ところで、この作品もそうだけど、聞き取り難い言葉の音声が日本映画であったりすると全て字幕を付けて欲しいものだと思うのは少数派なのだろうか…)

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 X月X日
 下村敦史『逆転正義』を読む。  
 6つの短編が入っている本で、殆どなかなかのどんでん返しが行われて、面白いというか、勉強になったなあ、という思いである。だが、いじめを扱った1話目の「見て見ぬふり」の結末への流れには違和感を感じた。いろいろ追い詰められて、現在進行形で自殺未遂をする人物が現れるのだが、その人物がやっていたそれまでの行動には、ある隠されていた秘密があった。自殺未遂する前に、その行動の秘密、その行動の正当性みたいなものを公にしようとまずは動くのではないのか? 小説ではアッサリ自殺を計画している感じだけども、それまでの行動の事情を曝そうとする方策を取ろうとするのが自然なのではないか? それとも相当に思いがけない程のピュアというかヤワな…、打たれ弱い性格だったのか? う~ん、なんか腑に落ちないんだけどなあ……。
 その自殺未遂の後の先生の言葉も、小説ではどんでん返し風に書かれているが、それも何か綺麗事めいた言い訳に見えてしまった。校長先生との会話・関係みたいなものも殆ど見えてこないし……。
 それもこれも、自殺をする前にやる事があるだろうと思う強い違和感があるからだ。物語の性格から、この一点を、まあまあ大目に、甘く見ておこうという気にはならなかった(…物語によっては、大目にみようと思うぐらいの違和感はあるものだけども…)。
 ともかく、この小説の結末への流れには同意も納得も出来ない。 
(…気になる人は小説を是非読んで判断してもらいたい……。)

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 X月X日
 ヨルダン川西岸への右派(あるいは極右派)のイスラエル人の入植活動が続いているのも止まらない限り、いろんな紛争(武力による争い)が終わらないだろう。そして、イスラエルが極右や中道のいろんな政党からなる連立政権だというのをBS番組で初めて知る。イスラエルに対しては、ハマスとの問題と共に入植活動についての批判もしなければならない。その点では、橋本治はまともな事を言っていると思う。私がハマスの幹部なら、今の時期に入植活動が大いに問題である事を世界にアピールなどをするだろう。


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 X月X日
 ひどい頭痛が続いていた。病院へ行った。病名を聞いた。薬も入手できた。それについてはまたの機会に述べたい。ところで、言葉は魂を持つなどと言われているので、今年、パンティパンティパンティ…と、パンティの小説をいくつか書いたので、パンティの精霊みたいなものが怒って(もっとパンティを使って素晴らしい作品を書け…と)頭痛を起こしたのかも知れない……と思ったりもしている。それぐらいに自分を笑っていないとやってられない気持ちになっているのだ。薬の効果とパンティの精霊が戦っているのが今の状況なのである。
 

               了   


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