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親に知って欲しい金融用語『奨学金って、ハードル下がる言葉ですね・・・』

これもまた金融用語ではないかもしれませんが、

大学や専門学校などへ進学したいお子さんが利用する「奨学金」


奨学金には、大きく分けると、

✅ 返さなくていい奨学金(給付型)

✅ 返さなければならない奨学金(貸与型)

の二つがあります。


つい先日、看護師をしている20代後半の女性にお会いしました。

彼女は経済的な事情で奨学金を利用していましたが、それは「返さなければならない奨学金」の方でした。

詳しく聞いてみると、借りた額は総額で700万円超え❗❗😱

ようやく残り200万円を切ったので、あともう一息と言っていました。

この方は本当に看護師になりたくて、最初からお金を返済する覚悟を持って奨学金を自ら利用しました。

有利子の奨学金から先に繰り上げて返済を終えるなど、ある程度お金の知識も持っています。

けれど、返済しなければならない「貸与型」の奨学金を利用している学生さん。

そんな覚悟を持って、利用している方ばかりでは無いような気がします。


もう40年も前。

私が学生時代の奨学金は、

勉強の意欲があって、学校の成績も優秀

進学したいけれど、残念ながら家庭の経済的な理由で難しい

そんな人が、絶対に利用したいという意思の「給付型」のものがほとんどだったように記憶しています。


ところが今の時代。

「給付型」も「貸与型」も一緒くたにして、

なんかものすごくハードルが下がった感じがします。


決して、返済しなければならない「貸与型」の奨学金がいけない、ということではありません。

けれど、これって子どもの「借金」ですよね。


「奨学金」という名の付く借金は、ものすごく安直に手を出せるものになってはいないでしょうか。

そしてその責任の一端は、親にもあるはずです。

それぞれの事情がありますから一概には言えませんが、子どもに対して「奨学金」という名の借金の仕組みや人生設計上のリスクを、どれだけ伝えているのか。

親が保証人になっているからいいだろ、だけの話しではないと思います。

奨学金という名の借金に一番甘えているのは、もしかしたら親かもしれませんね。


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