Like Someone In Love(和訳)
前回の更新からまただいぶ時間が空いてしまいました。
今回は以前やっていた歌詞の和訳を久々にやろうと思います。
私の大大大好きなスタンダード、Like Someone In Love。
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Like Someone in Love
作詞: Johnny Burke 作曲: James "Jimmy" Van Heusen
Lately, I find myself out gazing at stars
最近の私は、気づけば外で星を眺めていたり
Hearing guitars like someone in love
ギターの音色を聴いていたりする。まるで恋に落ちた人みたいに。
Sometimes the things I do astound me
時々自分でもびっくりするようなことをしてしまう。
Mostly whenever you're around me
それは大抵君が近くにいるときなんだ。
Lately I seem to walk as though I had wings
最近の私は、羽が生えたようにふわふわと歩いていって
Bump into things like someone in love
物にぶつかったりしている。恋に落ちた人みたい。
Each time I look at you I'm limp as a glove
君を見るたびに、私は手袋みたいにグニャグニャになる。
And feeling like someone in love
そして恋に落ちた人みたいな気持ちになる。
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なんだこの歌詞!可愛すぎる。
自分でもまだこの状況を受け入れられていない感じがもうね、、、
「Like Someone~」とか言って、すごく他人事だし。
「あれ、なんだか最近おかしな挙動してしまうな…これは俗に言う恋煩いのような…? いやいや~」みたいな。
歌詞の後半に行くにつれ、挙動不審度が高まっていく。フラフラ道を歩いて物にぶつかったり、あの人に会うとフニャフニャにふやけちゃうのである。
ここで来たらもう重症!
(ちなみに「手袋みたい」って、あまり思いつかない表現だなと思うけど、グニャグニャ感が面白く表されていてとても良いですよね)
極め付きは、
And feeling like someone in love
恋に落ちた人みたいな「行動」ではなく、恋に落ちた人みたいな「気持ち」になっていることに気づく。
ああ私は恋に落ちたんだ、と感じる。自覚する。
私はこの歌詞が大好きです。
なぜなら、恋の始まりの「あれ、最近の私、いつもとおかしいな?どうかしちゃった?」という異変への気づきから、恋煩いでぼーっとしてしまい、生活に支障をきたしている状態への戸惑い、そして、自分が恋していることを自覚するまでの一連の心情の変化が、とても可愛らしく、共感できる形で表現されていると思うからです。
また、Like Someone~と他人事のような表現から、単にまだ恋の自覚前だからというだけでなく、どこか気恥ずかしさが感じ取れるところも好きです。
そりゃあ、普段の自分じゃ考えられないような挙動をしているんだもの。恥ずかしすぎてあんまりハッキリと自分がやっていることだって認めたくないじゃないですか。
「きっとこれは恋をしている別の誰かがしていることなんだ。うん、きっとそうだ。そうに違いない。」そんな気恥ずかしさ、ひしひし伝わってきます。
内容的には一年中歌えるし歌ってはいるけれど、春は特に歌いたくなります。始まりの春。
もうすぐ本格的に春ですね~
今回は以上です。では。
歌詞はこちらからの引用:https://genius.com/Chet-bakerlike-someone-in-love-lyrics
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