万葉集巻四 五〇五・五〇六番歌
万葉集巻四 安倍女郎歌二首
五〇五番歌
原文:今更 何乎可将念 打靡 情者君尓 縁尓之物乎
読み:いまさらに なにをかおもはむ うちなびて こころはきみに よりにしものを
現代語訳:今更 何を思い悩むことがあるの 惹き付けられて 私の心はもうすっかり君に 寄り添ってしまったというのに
五〇六番歌
原文:吾背子波 物莫念 事之有者 火尓毛水尓母 吾莫七国
読み:わがせこは ものなおもひそ ことしあらば ひにもみずにも わがなけなくに
現代語訳:あなたは 何も思い悩むことはないわ もし何かあったならば たとえ火の中でも水の中でも 私はあなたの傍にいますのよ
か、可愛い・・・上はちょっとジャズスタの歌詞にありそうだし、下は普通に現代の歌詞にありそう。
「何も心配しないで、私はいつだって君の味方だよ。世界中のみんなが君の敵になっても、私だけはずっとそばにいるから・・・・」
みたいな。
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