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ワクチン迷走

 コロナのワクチンは、医療関係者及び65歳以上の方への接種が進んでいます。6月10日頃から6月30日までは、土日を除き政府が目標としていた1日100万回の接種も達成されていました。この結果、約18百万人の方が2回接種を終え、約14百万人の方が1回接種を終えました。

 しかし、7月1日以降は、1日に80万回接種に減少し、目標の100万回に対して、20%程度の未達の状況が続いています。また、自治体によっては、ワクチンの供給不足を理由に、予約をキャンセルするところが発生し、混乱を招いています。

 この状況にたまりかねず、河野大臣が、8月9月のワクチンの供給量を、2週間ごとに1万箱=1170万回分とすることを表明しました。しかし、この量では、単純計算でも1日当たり84万回分となり、政府が目標としている1日当たり100万回に不足しています。もう1日100万回接種はあきらめたのでしょうか?

 11月末までに、全国民が2回接種を完了するためには、今後1回接種が必要な方が約14百万人、2回接種が必要な方が約86百万人で、全体で186百万回の接種が必要となります。7月以降1日80万回の接種では、月に24百万回となり、7月~11月の5か月間で、120百万回で、66百万回接種が不足することになります。こんな状況で、大丈夫でしょうか?

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