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アリアケパンチ(1~3号)はじめての増刷!

増刷します!!!

こんにちは。あるいはこんばんわ。おしゃま図書です。
5号るーみっくジャポニスム特集が、わりと順調にジュンク堂書店やタコシェで動いているので、新しいのつくる時間はあまりないけど、手駒を増やしてブースを賑やかにしたいという浅はかな考えの基、6月4日に出店する吉祥寺ZINEフェスティバル(吉祥寺パルコ地下1階)に向けて、1~3号を増刷しました。
不思議なもので、刷り上がってから誤植って見つかりますよね。
というわけで、若干修正し、2刷目を作成!
では、かる~く、それぞれの中身を紹介していきます。

第1号「フランス人がみたアニメ」

フランス人がみたアニメ。表紙はグレンダイザー。

こちらは、私の同人誌第一号でもあり、フランスと日本をアニメやマンガを通してみてみるという試みの第一弾です。「クールジャパン」などと浮かれているけれど、果たして本当にフランスは日本のアニメやマンガが人気なのか。それはどうしてか。について考えた本です。
トリスタン・ブルネさん(フランス語学習者なら、ラジオフランス語講座でもおなじみ!)の本がとても参考になりました。
また、知人を介してアニメが好きというフランス人お二人にもメール・インタビュー。

実は、この第1号、最初は、2018年に、A5判ヨコという、わたし的には「銀座百店」と同じ判型でつくったのです。

最初につくったときのもの。懐かしい!!!

しかしながら、印刷費がヨコだと高くなることを考慮していなかった(紙取りが無駄になるから当然なのですが…)ということ、もう少しビジュアル的にキャッチーにした方がいいだろう、という、おしゃま図書の参謀であり、諸葛孔明的な役割でもある相方がアイデアを出し、B5判タテで統一し、表紙のアートワークを相方の友人であるアーティストのtk4mさんにお願いすることにしたのです。
ギターをかきならすグレンダイザー。最初のラフをみたとき、しびれました。

第2号「ベルばらメシ試論」

表紙はマリー・アントワネットです

次は、フランス人が日本のマンガで日本に目覚めたとするなら、日本人がフランスを舞台にしたマンガでフランスに目覚めたパターンもあるだろう、と考え、ベルばらを選びました。
そして、フランス革命当時の食事を「ベルばらメシ」と名付け、貴族から庶民まで、どんなものを食べて暮らしていたのかを、池田理代子先生の名著『ベルサイユのばら』の中のシーンから紹介していくというもの。
制作にあたって改めてベルばらを読み直しましたが、実はそれほど食事のシーンはないのです。しかしながら、きちんと史実に裏打ちされたきめ細かい設定を、ほんの一コマ程度で端的に表現する池田理代子先生の画力に、驚かされましま。
巻末には、ベルばらメシに一番近そうな、アレクサンドル・デュマの料理本から、料理家の奈名子さんに再現していただきました。

第3号「AKIRA50年史」

AKIRAで表紙にするならキヨコでしょ!と、描いてもらいました

日本でもフランスでも、大友克洋は、以前と以後で、大きくアニメやマンガの立ち位置が変わった特別な作家だと思います。
東京で復興五輪が開催されることと、AKIRAの物語がとてもリンクしていて、出すなら今よね、と2021年の冬のコミケでお披露目しました。
あとから考えたら、あれ、50年って合ってたっけ?という突っ込みどころも生まれましたが…。まぁ、そんくらい長いというイメージで。すみません。
特に、大友克洋は、アングレームの国際マンガフェスティバルで、日本人で初めてグランプリを受賞したため、ル・モンドなどでも比較的、大友の記事を見つけることが容易だったこと。また、日仏会館にある図書室にも資料探しでお世話になりました(ネットだと有料じゃないと最後まで読めない記事も、新聞でバックナンバーが保管されていたからです)。
今にして思えば、もう少し深掘りできたんじゃないか、ということ。
この号から、4号、5号へつながる誌面構成のスタイルができてきました。

タコシェでバックナンバーを取り扱ってくださいます!

そして、増刷を決めた最大の理由は、タコシェがバックナンバーを扱ってくださると言ってくれたから~~(チコちゃん風に声に出してみてください)。

まずは、6月4日のキチジンでお披露目です。

というわけで。今回増刷する1~3号と、少しだけ手元に在庫が残っている4号、5号、できればフランス語のZINE、そして、私のフランス語の先生がつくるZINEなどを並べられたらと思っています。
6月4日(日)、吉祥寺ZINEフェスティバル@パルコ地下1階で、たくさんの人たちと交流できたらいいなと思っています。
引っ込み思案で知らない人に声をかけるのめっちゃ苦手なのですが、なかなか情報交換などできるZINE友が増えないので、ぜひ、買わなくていいから気軽に声をかけてくれると嬉しいです♪


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