現代で[死の舞踏]を作曲してみました
こんにちは。
葬送のオーケストラ「墓の魚 PEZ DE TUMBA」
の作曲家です♪
今日は、私の新曲動画を
紹介させていただきます♪
なんと、今回は
死の舞踏(DANSE MACABRE)
をテーマにしたピアノ協奏曲を
作曲してみました。
曲集「ラ・メルド・ラタンの幻想(サーカス幻想曲)」より
第2番 死病の行進 第二楽章
甲虫のアリアと腐乱したフーガ
La danse macabre le seconde mouvement
Aria para los Escarabajos(fuga carroña)
「死の舞踏(DANSE MACABRE)」とは何か?
というと、
ヨーロッパで14世紀頃に始まった
死を擬人化し、死が踊り狂う様子を描いた絵の事です。
あらゆる地位の人間達に襲い掛かる
腐肉を垂れ下げ、甲虫に貪り食われる
死の恐ろしさと、平等性の皮肉を描いたのが
この芸術テーマでした。
そんな「死の舞踏」を題材にして
過去には、クラシック作曲家達も曲を書いています
(有名なものですとサンサーンスやリスト!!)
さて、とはいえ「死の舞踏」、
こんなに面白そうな題材なのに、
意外と日本で作曲に挑戦している人は少ないのです
(海外では多くいると思いますが)
日本では、死をテーマにした音楽は
需要が無いのか?作られないのですよね。
という訳で、
死と墓場を専門にしている作曲家であり、
需要など気にした事もない私は(笑)
オーケストラで「死の舞踏」を
第一楽章から第三楽章まで作曲してみました。
今回、12名の演奏者によって
録音し、動画にしたのは、
その中でも最も短い作品である
第二楽章
になります。
[この世にどんなに華やいでいる場所があっても、
その影では虫の這い回る
哀れな墓所も存在しているものだ・・]
不吉で歪な13拍子で奏でられる
墓場の哲学(VANITAS)を表現した
オーケストラ「墓の魚 PEZ DE TUMBA」の「死の舞踏」。
良かったら聴いてみて下さいね♪
最後に
この難解なピアノを
担当していただいた二人のピアニストさん
山角倫代さん(曲の前半部を担当)
Eiさん(曲の後半部を担当)
お二人の素晴らしいピアノ演奏と、
そして、11人の弦楽オケの皆様のおかげで、
今回の高音質・豪華録音が実現しました!!
この場を借りて、
深く感謝の意を捧げさせていただきます。
深淵とは、哀しみよりも深場に存在する。
そこから引き上げる
歪な魚介類を分け合う我が同胞達にこの曲を贈る・・
【1000視聴突破ありがとうございます♪】
「墓の魚」のラテン詩と、
メメントモリ曲の融合した
配信動画
「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」
こちらで公開中です↓↓↓
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