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「武器人間」感想

「武器人間」という映画の吹き替えが子供の頃好きだったアニメの「ドラえもん」の声優陣が担当してたので、レンタルして視聴しました。

大まかなストーリーは強そうなソ連の兵士達がナチスの人体実験施設に入って、変なモンスターに襲われるような感じです。

とにかく、武器人間の殺気しかないビジュアルがカッコいい。

この映画に登場する武器人間というモンスターは名前の通り人間の死体と武器を合体させたやつです。
ビジュアルは殺気が溢れている感じで好きです。
正直、「Dead by Daylight」にコラボキラーで出てきて欲しいです!

一番のお気に入りはプロペラヘッドです。

予告編で「ミンチにしちゃうぞ!」というキャッチコピーで紹介されており、見た目から襲われたらミンチにされると人目で分かるシンプルなビジュアルが好きです。
シンプルが一番。

モスキートも好きです。
蚊をイメージしたビジュアルで、蚊が血を吸う口をイメージしたドリルが特徴的です。
顔は蚊みたいなガスマスクでまるで蚊です。

また、武器人間は基本的に銃が効かないので、逃げるしかないやばいやつで、めっちゃ強い。

この映画は色々グロくて、兵士の腹から小腸が出てきたり、頭蓋骨が開いて脳みそが出てきたりするシーンがあります。
あと、欠損もあります。
死体もゴロゴロ転がってるような世界観です。

「ドラえもん」の声優陣が吹き替えを担当

この映画は「ドラえもん」の声優陣が吹き替えを担当してます。
昔、「ドラえもん」を観てた人ならクスッときます。

ドラえもんの登場人物の声に似てるものの、ちゃんと映画の登場人物の個性を壊さない声優さんの演技はすごかったです。

なんと、新旧ジャイアン、スネ夫、のび太の声優さんが同じ作品で共演してるので、子供の頃、水田わさびさんの「ドラえもん」と大山のぶ代さんの「ドラえもん」をどっちも観てた私はグッときました。

例えば、木村昴さんが吹き替えを担当したセルゲイという登場人物はジャイアンと同じ声そのもののように聞こえるが、セルゲイのキャラクター性を壊さず、ジャイアンらしい声を保ってて、違和感なかったです。

大原めぐみさんが吹き替えを担当したエヴァという看護師の登場人物ものび太と同じ声に聞こえますが、エヴァはのび太とは真反対のキャラです。しかし、のび太の声のまま看護師のキャラを違和感無く演じててすごいなと思いました。

ヴァシリは関智一さんが吹き替えを担当してて、普段はスネ夫とは違う感じの声ですが、フランケンシュタイン博士のアジトで囚われてた子供を見つけたときに
ちょっと笑ってしまいます。

他にも「ドラえもん」のキャラの声優を担当してた方が吹き替えを担当してて、作品の雰囲気を壊さず、「ドラえもん」のキャラっぽさを出してて懐かしい気分にもなれました。 

フランケンシュタイン博士について語る

映画の途中で記録映画を撮影してたディマは裏切られ、捨てられます。

そこで、黒幕のマッドサイエンティストのフランケンシュタイン博士に拾われます。

しかし、フランケンシュタインは敵であるはずのディマと仲良さそうになります。
そして、ディマに人体実験の記録の撮影を頼みます。

仲間達が改造される中でも、ディマは冷静でした。
ディマはフランケンシュタイン博士をソ連に連行するという任務があるため、連れて行こうと模索します。

まぁ、さらにソ連は家族を人質にしてるのでパニックになりそうですが、それでも冷静になって交渉をするディマの精神は強いですね。

終盤ではフランケンシュタインはディマを改造しようとします。

そのシーンでフランケンシュタインが話してた内容は衝撃的でした。

ここからは私の解釈ですが

フランケンシュタインはナチスに協力してたとされるが、本当はナチズムや共産主義や資本主義といったいろんな思想に呆れて、これらの思想を潰すために武器人間を作ってたという内容だった。

つまり、フランケンシュタインがマッドサイエンティストになってしまったのは思想という物に呆れたということです。

武器人間が味方のはずのドイツ兵も襲ってたのもこのためだったのかもしれません。

なんか、反戦のメッセージも込められてる気がします。
味方の兵士は途中で狂ってるように思ったので、戦争は人を狂わせる物だと思います。

やっぱり、戦争って愚かなものですね。

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