コーチングをどこで学ぶか?よりも大切なこと
コーチングを学びだしてから10年が経ちます。
僕の場合は、トラストコーチングスクールの前身、馬場コーチが個人で運営しているときから、基本的にはここに根を張って活動をしてきました。
そのことに、1㎜の後悔はおろか、むしろ誇りすら持っているけれど、昨今ではコーチングスクールはかなり増えましたし、資格をもたずに活動する人も増えました。
流派というと大げさだなーと思いますが、とにかく色々あります。
「コーチングを学びたい」
という声はいつ何時も結構ありまして、「おススメスクール〇〇選」みたいなコンテンツもかなりあります。
なので、「どこにしようかな?」と思っている人は、例えばこちらのサイトなどを参考にして比較検討してみると良いと思います。
掛かるコストは決して安くはないですし、期間も様々。
今のご自身の生活リズムやスタンスに合うところはきっとあるので、そこを選ぶのが良いと思います。
個人的には「ピンときた」はあまり推奨はしないので、比較はちゃんとしたほうがいいとは思います。
ただ、「どこで学ぶか」を選ぶ前、そしていざ選ぶときの観点としてはっきりさせておいたほうがいいことがあります。
それは、そもそもなんで学ぶのか。
ここの意志が薄弱だと、あまり学んだところで活かせる場面は少ないかと覆います。
僕の場合、そもそもの根源は「コミュニケーションがコンプレックスだったから」が発端でした。
打算的な理由に、「自分でも学んで資格とれば本業以外でも稼げそう」という考えがあったことは否定しません。
が、先日のnoteにも書いたのですが、かなり切実にコミュニケーションには悩んでいたのです。
確かに、自分から面白いことを言ったり、気の利いた返しをしたり、積極的に話しかけたり、独特の切り口で論を展開したり、説得力のある提案ができる営業など、一切できなかった。
大学時代には、「コミュ力0」の烙印すら押される始末でしたので、人が思っているよりも、当時の僕はコミュニケーション力というもので傷を負っていたんです。
そんな状況をどうしても打開したくて、当時の馬場コーチの個人コーチングの門を叩いたのを昨日のことのように覚えてます。
まず最初の電話で言われたのは、他のスクールの宣伝でしたw
コーチングを学ぶことは決定していたので、あとはどこで学ぶかになるわけですが、馬場コーチを選んだ理由がこれでした。
というのも、受ける側の課題意識や目的によって、スクール事に合う・合わないがありますし、予算の部分だってあります。
本来は、競合サービスに行かれるようなことは、ビジネスの観点からは避けたいはずなので、こちらのニーズをしっかり把握して、最適なコーチングを選んだほうがいい、という姿勢に感銘を受けたのも決め手の1つではありましたね。
正直、当時のHPはSEOも何もあったもんではなく、Google検索したらかなりふかーいところに行かないとたどりつかないものでした。
が、それでも選んだのは、こうした初回のインパクト、発信している内容(当時の内容は全部確認しました)を理解して、共感したからでした。
のちに「トラストコーチングスクール」が立ち上がるわけですが、そのまま学び続けることを何の疑問もなく選択しました。
ここまで自分で書いていても、最初の動機はわりとうっすーい内容だと思います。そこまで人に理解されるような説得力のある理由ではないだろうと思います。
が、自分にとって、本当に切実だった。
この「切実さ」が自分の課題感にあるかどうかは見極めたほうがいいでしょう。
というのも、続かないからです。
切実ではない悩みは、おそらくいずれは「やっている意味」が分からなくなってくると思います。
切実な悩みであっても、新しいところに行くのは迷うし、現状維持の力が働きます。
であればなおのこと、切実さなき動機、打算が強い動機は続かなくなると僕は考えています。
今は、別にわざわざ資格を取らずとも活動自体はできるし、書籍等や情報発信も充実しているので勉強はできますし。
なので、どこで学ぶかよりも先に、
なぜ、コーチングを学びたいと思ったのか
この問いに対して、自分の切実さが現れるまで向き合っていただくのをおススメします。
向き合えたなら、コーチングの学びは一生の武器として期待に応えてくれることを僕はお約束します。
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