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えるしっているか いんどじんは あついものしか のまない  #印度乳業

吉祥寺のクラフトミルクスタンド武蔵野デーリーさんとコラボし、「印度乳業」という屋号で、インド料理と牛乳飲料を提供する屋台活動を京都市内で始める。デビューはゴールデンウィーク、京都周遊アコフェスでチャイを売ることになった。屋号にはインドの牛乳文化へのリスペクトを根本に込め、牛乳のおいしさや活用方法を提案して伝えていきたいのだが、いきなりインドでは飲まれない飲み物を開発している。それはアイスチャイだ。

京都でなぜ屋台をやることになったのか、そもそも屋台とは何か、インドの牛乳文化はそんなにすごいのか、ということに関しても追々まとめようと思う。(他に書かないといけないことがたくさんあるけど、とにかく書くしかない人生、散らかっている人生)

屋台研究家の下寺さんに”インド式屋台”を制作していただいている(IG)が、もう少しで完成する。2月のインド旅の際に屋台写真もたくさん撮っていたのだが、本当にインドにはこの形の屋台が多い。

(写真:下寺さん)
(写真:下寺さん)
(写真:下寺さん)


えるしっているかいんどじんはあついものしかのまない

アイスチャイの話に戻る。意外かもしれないが、インドではアイスチャイを見たことがない。(カフェなどではあるかもしれないが、少なくともストリートにはない)これは個人的な嗜好というよりもインド人の集団的な考え方であり、文化的背景と経験に基づく科学的な理由があるようだ。

外がどんなに暑くても、外気温が100度であろうとインド人は食事中に冷たい水を飲まないし(むしろお湯を飲む人も多い)、食事中に水を飲みすぎないように気をつけている人が多い。暑い気候の中ではついつい冷たい飲み物を飲みたくなるが、熱い飲み物を飲んだ方が実際身体が冷えることが科学的に証明されているらしい。ビールがぬるいのは冷蔵庫の調子が悪いか怠慢のせいだと思うが。

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