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内定式はなぜ10月1日なのか

やほまる☻ あっきーです。

今日は内定式に参加した。
いよいよ社会人まであと半年である。


さて、今日の疑問はタイトルにある通り
内定式はなぜ10月1日なのか
ということである。

①経団連の指針
②学生に対する囲い込み
③学生の意識向上

調べた結果、大きく分けて3つ理由が考えられた。

①経団連の指針

日本経団連が公表している『採用選考に関する指針』で
『正式内定日は10月1日以降とする』と記されている。

これにより、〈内々定という口約束〉から〈内定という書面を介した契約〉に話が進むわけである。

そんな記念すべき日なので、内定式でもやりましょうか!みたいなところか。

でも、書面なんて郵送でもデジタルでもやり取りができる。わざわざお金と人を費やしてまでやる必要はないと思う。そこで、次の理由である。

②学生に対する囲い込み

おそらく企業側が内定式を行う最もたる理由がこれだろう。

『内定承諾書自体には法的拘束力はなく、加えて、個人には法律で認められている職業選択の自由がある。だから内定承諾書を提出後にも内定辞退は可能である。』

ということは就職活動を経験したことのある人間ならばもちろん知っている。

しかし、人間という生き物は弱い生き物である。

「内定式に出たから…」「内定承諾書を出したから…」
行事への参加や、企業とのやりとりによって単純に「辞退します」と言いづらくなるのだ。

よって、経団連の指針を守った上で内定式を最速で執り行うのである。

では、内定式とは僕たち学生にとって何のメリットもないのだろうか。

そんなことはない。
最後の理由は、学生のための開催理由である。

③学生の意識向上

これこそ僕が納得して内定式に臨もうと思える理由だった。

一般的に内々定が出始めるのが、3月頃。僕もそうだった。そして入社が来年度の4月なので、10月1日とは内々定から入社までのちょうど中間にあたるのである。

内々定を貰った直後は、まだ意識は高い状態で維持されているだろう。しかし、時間の流れとともに社会人を見据えていた気持ちは薄れていく。学生気分に支配された生活を送っている人がほとんどだろう。


そこに喝を入れるのである。

就職活動のときに嫌ほど調べ、嫌ほど聞いた企業情報。
企業が僕たちに何を求めているのか。
入社までどんな意識で生活すればいいのか。

それらを聞くことによって身が引き締まるのである。

実際に、今日は良い話を聞くことができた。

「挑戦し続けるより他に選択の余地はない」

この言葉を企業のトップから聞くことは、入社するにあたっての安心材料になった


内定式の10月1日開催。良いと思う。




余談

ただ、同期になるはずの学生たちに対しては残念に思うことが多かった。

オフィスカジュアルだという服装指定に反する多数のリクルートスーツ姿。

随所であったカメラON/OFFの指示に対応できない数名の学生。

就職活動のときには見られなかった奇抜な髪型。

別に普段はいい。でも、今日この日だけは。
この日だけはダメだろうと思わずにはいられなかった。


良くも悪くも、僕は自分の決意を再び思い出して、
また今日から頑張ろうと強く思えたのである。

あの頃のあんな自分にはもうなるまいと。
今日のこいつらみたいには絶対になるまいと。

そう思えたのである。

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