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ピントなんて合ってなくていいんだよ

私はマニュアルレンズを好んで使う
ファインダーを覗き、ピントを合わせる時が
撮ってるぅ〜って感じして楽しいのです。

カメラの設定で赤いピーキングを強にして
さらに拡大してじっくりピントを合わせる
それが私の撮り方。
だいたいみんなそんな感じじゃないかなぁ。

しかし、最近気づいてしまった事がある。
これは言っていいものなのか‥
AF主流の時代に逆行しているような事なのだが
私が思うに、ピントは合ってない方が良いのだ。

以前、こんな記事書いた事がある。⬇

ほとんどの人がピントは合ってる方がいいって言うでしょう。そしてそれは当たり前だとも思います。
どのカメラメーカーもAF合焦の正確さや速さを競ってるはずだし、ユーザーもそれを望んでいるはず。

だけど、私が写真で伝えたいモノは綺麗とか感動とかでは無い情緒だったりする。モノクロ写真を撮るようになってから、そんな考えが少しづつ膨らんで来てる。ピンポケのような曖昧さがあってこそ伝わるモノ‥。そんな写真が撮りたい。カメラを始めて13年目にして、そこにたどり着いてしまった。
だから、解像度の良いレンズより、劣等生的な癖玉なんかを好むのだと思う。ノスタルジックな懐かしさのある写真に惹かれていくのは、便利で楽になった今の時代に何が引っかかるものを感じてるのと、不便を楽しむ心を失いたくない思いがある。

便利さが人をダメにしてしまう
便利になればなるほど人は動かなくなっていく。

不便とは決して悪い事ではないし、それが当たり前だった時代があったはず。そして、便利を経験してるからこそ不便を懐かしくそれを楽しむ事が出来るのかもしれない。

ミラーレスの時代にフィルムカメラを楽しむ人たちやオールドレンズを好む人たちなんかは、きっと私と同じ想いがあるのだろう。

どこか懐かしい匂いのする写真

そんな写真を撮っていきたい。











~Today's gear ~
FUJIFILM X-E4
Pergear 25mm F1.8

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