ベンチプレス

なぜか燃えるベンチプレス。
オーバーヘッドプレスじゃ燃えないし、フロアプレスでも燃えないのにベンチプレスだと燃えるのです。
炎上と言う意味ではありません。
なんだか気分が上がるのです。

アスリートとってのベンチプレスはなんのため?というと競技力向上のためです。
アスリートには必要ないといいう人もいます。
そんなことはありません。
大胸筋を効率よく鍛えるにはもってこいの種目です。
大胸筋が要らないという人もいます。
そんなことはありません。
野球で言えば投球時に外旋した腕を内旋させるのが大胸筋です。
強いボールを投げるために必要です。
じゃあサッカーは?というと、どこかは強い、どこかは弱いではいけないのが身体です。
いいから鍛えましょう。

ベンチプレスといってもいろいろです。
ボディビルのベンチプレス、パワーリフティングのベンチプレス等。
ボディビルの方が筋に効かす感じのフォームになると思います。
何を持って効いたとするかというと疲れたらという感じでしょうか。
効かす癖がついて競技の時も効いちゃう(疲れちゃう)というご意見もあります。
本当にそうなのかは分かりません。
そこから新たなメソッドを考案された方もいらっしゃいます。

より重いものが扱えるのはパワーリフティングのフォームです。
挙げる距離は短くなります。
重たいものが挙がります。
そうは言っても重たいものが挙ればいいってものじゃないのがウエイトトレーニングです。

アスリートにとって何を持って強いとか効いたとするかは競技に適した筋の性質になったらと言えると思います。
同じ重さならパワーリフティングのフォームの方が楽に挙がります。
ボディビルのフォームだと挙がらない重さが挙がります。
それで重いものを挙げれば強くなるか?というとそうとは限りません。
そもそも効かすとか大胸筋を強くとかを考えてないことも。
なるべく負担を分散して全身を使って挙げるのがパワーリフティングのフォームです。
大胸筋にのっかるようにやるのがボディビルのベンチプレスです。
ベンチプレスもいろいろです。

じゃあどうしろと?というと、鍛えたいところが鍛えられてしかも安全なフォームでとしか言えません。

次に挙げる回数ですが、アスリートが限界まで反復する必要はないでしょう。
怪我ももちろんですが、遅筋化を防ぐという意味でです。
これも人によりますが。
速度が20%落ちたらそのセットを終えるという感じでやればタイプⅡxの割合は保てるそうです。
重さを固定で速度が落ちたら終わりというやり方でもいいし、セット毎に軽くして回数と速度が程度維持できるようにすればボリュームを稼げます。
当然フォーストレップは無しです。
一発に挑戦もしなくていいでしょう。
1RMの80%らへんで速度が落ちたら終わりというのが美味しいとこ取りのやり方になると思います。

挙げるがあれば降ろすもあります。
以前はゆっくり効かせながらなんて言われていましたが、そうでもないようです。
なので切り返せるのであれば速くてもいいという感じでやってます。

忘れてはいけないのが安全に対する配慮です。
セーフティバーを置いてもいいし、補助者をおいてもいいし。
セーフティバーを置かないと危険だというご意見もあるし、パワーリフティングの試合ならセーフティバーは無いし。
補助者は必ずいますが。
補助者が倒れる可能性はゼロではありません。
セーフティバーはあっても邪魔にはならないのであったほうがいいでしょう。

兎にも角にもご安全に。

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