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自分の体だから自分でどうにかしたい人、自分の体だけど他人にどうにかしてもらいたい人

理学療法士として医療機関で14年、個人で起業してまる7年以上が過ぎましたが、約20年、人の体に携わってみて思うことは、題にあるように自分でどうにかしたい人、どうにかしてほしい人のどちらも限度があるということです。

とにかく自分で頑張ってどうにかしたい人は努力家が多く、みなさん勤勉で我慢強いです。

反対にどうにかしてほしいという方は我慢強さはありませんが、無理をしすぎることがなく新しいことに対しても抵抗がない印象です。

どちらかが良いということではなくて、やはりバランスが大切で何が何でも自分でどうにかしたい人の場合は本来、プロの私達が介入しなければうまく行かないのにとにかく自分自身の努力で体のトラブルを解決しようとしてしまいます。

アドバイスをしてもとにかく自分でできることを教えて下さいと言われてしまうことがあります。

今現在の体の状態をどうにかしたいとき、ある一線を超えるまではやはり専門家の力が必要だと思うのですが、中にはなかなか聞き入れてくれない方もいます。自分の体のことは自分が一番よくわかっていると言い張る人も結構いるんですよね。

世間ではこういう方を頑固と言うんでしょうが・・・

反対にとにかく任せますと言われる方もいます。なぜこれが必要なのかなどの説明をよく聞かず、あとになってクレームを言われることも多々あるのです。

自分自身のことを専門家とはいえ他人任せにしてしまうのもある意味問題ですよね。

これらはどちらが良いというわけでもなく、バランスが大切なのです。

個人の生活の質の部分については今も昔も大切ですが、 Quarity Of Life と一口に行っても様々な方向性があり近年は求められる水準もどんどん高くなっていっていると感じます。

自分の体のことは人任せにしない、すべてを自分でやろうとしないという気持ちで自分の体に本当に向き合うことができ今後の人生が豊かになれるように意識する方が増えることを望んでいます。

余談ですが。。。

私個人の信条を少し・・・

理学療法士でも患者さんでも「がんばりすぎない」「諦めない」の精神が非常に大切であると思い続けています。

医療現場を離れた今でもそれは変わっていません。

また、医療従事者にとって最も大切なことは「自分自身がまず健康であること」だと考えています。

この言葉は、今となっては随分古い本になってしまいましたが、本当にリハビリの基本がびっしりと書いてある「リハビリテーション技術全書」の著者である故服部一郎先生に臨床実習のときに言われた言葉で、その言葉は技術全書の最初のページに未だに残っています。

取り留めもない内容でしたが今回はこれにて終わります。


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