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【症例検討】「口に食べ物を運べない」そんな時あなたならどう考えますか?

今回はtwitterで投稿していた症例に関するお話をしたいと思います。

パーキンソン病40代の男性で、日常生活に関する相談内容についての回答を紹介したいと思います。

相談に対する回答はこちら

この疑問に影響しているのは”手のひらの向き”になります。
手のひらの向け方によって使う筋肉は実は異なるのです。

この図を見てください。
いずれも腕の筋肉ではあるものの、手のひらの向きによって働く筋肉に違いがあるのです。

この図を見た上で食事中を想像してみましょう。
スプーンを口に運ぶ時手はどのような向きになっているか?

そうです。
手のひらを”上”に向けています。

手のひらを上に向けた時に働くのは「上腕二頭筋」という力こぶの筋肉になります。

ここが筋強剛によりこわばってしまうと、
「なぜかスプーンを口に運ぶ時だけ思うように動かない」
という現象が起きてしまいます。

そして、実際に上腕二頭筋を狙って緊張を取ったところ、スッと口に運ぶ事ができるようになりました。
ここまでの所要時間としては数分です。

原因となる問題さえ分かってしまえば結構あっという間に改善することができます。

ぜひ皆さんも臨床でこういったケースがあった時には試してみてくださいね。

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