許すか・打ちのめすか

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、インドの政治指導者マハトマ・ガンディの教えをもとに、
私の考察を交えながら「許すか・打ちのめすか」について書いています。

結論から先に申し上げます。

相手を許せる人になりなさい。

これがガンディの生涯におけるメッセージです。

誰にだって相性の悪い人や、怒りを抱く相手はいるものです。
どう考えても腹立たしく、到底許せないと思うこともあるでしょう。

この記事を読んで、いきなりそのような人物を許せるように
なってほしいということではありません。

人は感情を持っていますから、
怒りや悲しみ、寂しさなどネガティブな感情もあって当然です。

しかしながら、私たちには、2つの選択肢しかないのも事実です。

それが、「許すか・打ちのめすか」なのです。

しかし後者の相手を打ちのめすという選択をしても、
真理には辿り着くことができないと説いています。

打ちのめすことで、一時的な達成感や優越感はあるでしょう。
たいていの場合、暴力による解決は、根底に欲望があるのです。

その欲望をコントロールできるようになりなさいと教えています。

私たちは皆「盗人」であるとガンディはいいます。

なぜなら、人は必要以上のものを受け取るからです。

ガンディは、欲望を制し、不必要を削ることを推奨しています。

時に人は、他人の物を欲しがることもありますが、
それは「貪欲な心」であり、最も陰険な盗みであるのです。

欲望を失くすことはできませんが、減らすことはできます。

欲望を制し、減らすこと。

万物に対して、所有の意識から受託の意識への転換。

これが重要です。すべては借り物であり、
大切に扱うことが大切です。

つまり、人生や万物に対して謙虚であることが理想的です。

本当に謙虚な人は、自分が謙虚であるとは気づかないもの。

常に謙虚であり続けるには、すべてに感謝し続けることです。

何一つとしてあたりまえはないのだと。

「ありがとう、ありがたい、しあわせ」
こうした姿勢や言葉を意識したいものですね。

最後に、ガンディは隣人への愛も説いています。

遠くの人よりも、まずは近くの人を大切にし、愛する。

隣人への愛を持ってお金を使うことで、経済も回りだすのです。

これからは、行動の軸を愛にしてみてください。

今の自分の思考や行動に愛は伴っているだろうか?と。

これは容易ではないことは私も承知です。

忙しい日々に追われ、愛や感謝を忘れてしまい、
愚痴や不平不満を口にしてしまうものですよね。

それでいいんです。少しずつ意識していければいいんです。

少しずつ無駄を減らし、欲を制し、隣人を愛するのです。

心を整えながら、感謝の気持ちを大切にしながら生きていきましょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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